育児と仕事の不安を少しでも軽く!心との向き合い方のヒント
いざ育児と仕事の両立へ!
新生活がスタートし、育休からワーママへの道を歩み始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もかつてそのひとりでした。慣れない育児の中、毎日子どもは成長していきます。そこに、仕事がプラスされるとなぜか今までできていたことができない、いつも何かに追われているといった不安を感じるかもしれません。
現在は私は第二子育休中ですが、第一子のときは育児と仕事の両立に大きな不安を抱え、うまくいかないことに自分を責めていました。
今回はその経験もふまえ、育児と仕事を両立している不安との向き合い方のヒントを解説いたします。
忙しさで不安にかられるのは当たり前
新しい環境がスタートするときに、不安を感じることはどんな方でも当たり前な反応です。手探りで先の見えない道を進んでいくような感覚に似ています。「育児」と「仕事」という人生に大きく関わる二つに挑戦しているのですから、先の見えない道に不安を感じるのは正常な反応と思うと、少し気持ちが楽になったりしませんか。新しいことにチャレンジしようとする自分を褒めてあげましょう。
ただ、そうはいってもやはり不安は残るものです。実際に私も、毎日何かよくわからない不安に駆られながら、子どもを送迎し、仕事をこなし、家事もして・・という毎日を繰り返していました。不安を感じていると、集中力が欠けてしまい、子育てや仕事に集中できなくなってしまうこともあります。そしてさらに自分を責めてしまい、大きな不安が生まれるといった悪循環にもなりかねません。そこで新生活が慣れ始めた頃に、一度「不安」に向き合ってみることで、これからの先の見えない道に少しだけ明かりを照らしてみましょう。
不安な心と向き合うヒント4選
すぐに不安を手放すのは難しいことです。しかし、自分を認めて、何に不安を感じているかわかるだけでも、気分が穏やかになることもあります。実際に育児と仕事をしていた頃に行った方法を紹介します。
小さなことでもできたら自分を褒める
仕事をしながら、育児をしているとどうしてもできる範囲が限られてきます。育児と家事を1日でこなしていたところに、仕事が入ってくるため、必然的に時間が足りなくなるのです。そのため、全部こなせなくなることが多くなります。
そうなるとふとした瞬間に「なぜ自分は子どもを置いて仕事をしているんだろうか」「保育園に預けるとあんなに泣いてるのに、何をやってるんだろう」「家事もできないのに、仕事と子育てなんて無理」などといった、できないのに何をしてるんだろうといった不安が生まれたりします。
そんな時は、小さなことでもできたら自分を褒めて、自分を認めてみてはいかがでしょうか。
「子育てと仕事を両立する」と大きな目標を持っていると、少しでもできないと不安を感じます。そこで、「今日は子どもと向き合う日にしよう。だから仕事はここまでできたらOK。」「仕事をしてる中で、子どもをお迎えできて一緒に夕飯食べれただけでも自分はすごい」といった、できないことではなく、できたことに目を向けて褒めてあげましょう。繰り返し行っていくと、自分に自信がついていきます。そして、自分なりの子育てと仕事の両立に行き着いたりもします。
私の場合は、仕事は昇給できる程度で頑張る、子どもと一緒にお風呂に入ってご飯を食べて、時間に余裕があれば保育園帰りに散歩できたら良い、代わりに土日はいろんなところに出かけて遊ぶ。という形で落ち着きました。
そもそも、仕事と子育ての両方をすると選んだ時点で皆さんは本当にすごい選択をしているのです。自分の「できない」を責めるのではなく、「できた」をたくさん褒めましょう。
不安に感じてることを書き出す
自分を褒めても、やはり不安は拭えないかもしれません。そもそも、その不安はいったい何でしょうか。不安なことを言語化すると、解決策も見えてくる場合もあります。
そこでおすすめなのが、「不安に思うことを書き出す」ことです。白い紙や携帯のメモでも構いません。通勤中、仕事中、家事の合間でふと不安に思った気持ちを書いてみましょう。
「仕事終わった後に、家事がうまくいかなくてどうしよう」「子どもに寂しい思いをさせてないか」「仕事はこのままのスキルでは不安」などさまざまな目線で出てくるかと思います。
書き上げるだけでも、「自分はこんなことが不安なんだ」と気づくことで心が軽くなったりします。さらに、言語化によって新たな解決も可能になります。
例えば、「仕事の後に家事ができない」のであれば、できない家事を書き出して、時短家電を取り入れることができるかもしれません。実際に、私は食洗機と掃除ロボットを導入しました。おかげで疲れていても、ボタン一つで解決するので随分と気持ちは楽になりました。
他にも、「子どもが寂しくないか」なのであれば、早く帰ってくる時短をするべきか、土日に旅行に行くことで解消できるのかといった選択も可能になります。「仕事のスキルが不安」なのであれば、SHElikesのようなキャリアスクールで学んでみるといった方法もあります。
不安をみえるようにすることで、向き合い解決まで導いてみるのも良いかもしれません。
パートナーとじっくり話し合う
不安と向き合うためには、パートナーとも向き合う必要もあります。一緒に子育てしているパートナーも、不安を感じています。お互いに不安を感じているからこそ、支え合い協力することで、不安を解消することもできます。
私は夫とうまく協力できてないことに不安を感じていました。そこで、夫と話し合い、夫の勤務時間を調整し、子どもと向き合える時間を作ってもらいました。おかげで、夫が子どもを見てくれることで自分から「子どもにこうしてあげたい」といった意見も言ってもらえるようになり、協力できる体制ができるようになりました。
「不安」を自分だけに留めるのではなく、ぜひパートナーと共有してみてください。
自分と同じ立場の人と話す
同じママで仕事をしている人と話をしたことはありますか。実は、これが私にとっては一番不安と向き合い、心が軽くなることができた方法です。友人などと同じ立場で話をすることで、共感や別の考え方に触れることができ、不安を落ち着かせることが可能になります。しかし、話せる相手を見つけるのは意外と大変です。そこで利用したのが、「SHElikes」というキャリアスクールです。仕事のスキルアップだけでなく、同じように勉強している方とも交流できる場があるため、ママで仕事も育児も頑張りたい!と思っている方が多いのです。そのため、両立をしている人からのアドバイスや同じように悩んでいる方と出会えるため、不安と向き合い徐々に解消されていきました。さらに、「自分だったらこうしていきたい!」と前向きな気持ちも生まれるようになりました。これは一つの方法ですので、自分に合った同じ立場がいる人のコミュニティに所属してみてください。
育児と仕事を選んだ自分を褒めてあげよう
冒頭でもお伝えした通り、「育児」と「仕事」の二つを選んだ自分をいっぱい褒めてあげてください。落ち込んでいるママを見ている子どもも不安を感じてしまうかもしれません。今回の不安に向き合うヒントで、少しでも笑顔になっていただければ幸いです。