脱喪のためにしたこと、動いたこと
彼氏いない歴イコール年齢であることや、男性経験がないことがかなりのコンプレックスで、ここ二年間ほどは喪女を脱出できるよう努めてきました。
例えば意識を変えること。
オタク口調を排除して丁寧な口調を意識するなど、今までの人生で普通だと思っていた価値観を覆していったことで、内面を変えることができました。
これについては前回のnote「脱喪に向けて、意識を変えたこと」にて紹介しております。
今回は、内面ではなく、外見や行動の面で変えていった部分について紹介していきます。
垢抜けるためにしたこと
メイクを一から見つめなおす
メイクの基礎についての解説本を購入し、メイクについての自己解釈をリセットしました。
下地を塗る、アイシャドウベースを塗る、ハイライトを仕込む、バランスを考えながらメイクする。
これまでの自分はこういった知識もないまま、雑誌やweb等で得た知識を自己流にアレンジし、自己満足のメイクをしていました。
今思うと、個性や自分らしさを表現するというよりは、我の強さを前面に押し出しているだけの行為でした。
自らのパーソナルカラーも、ここで意識するようになった気がします。
基礎を改めて知り、さらに自分の体についても知ることで、一般の女の子に馴染めるという意味で「普通」のメイク方法を身に着けました。
前髪をあげる
これまでの人生の大部分を、重めの前髪(ぱっつん・上瞼が全て隠れるほどの長さ)で過ごしてきました。
眉毛を隠したい思いと個人的な趣味からこの前髪を保ってきましたが、あるとき街中ですれ違うぱっつん前髪の人の印象が暗いことに気付きました。
周りの人を見てそう感じたということは、他人にとっての自分もそう見られている可能性が高いということです。
産毛バングやシースルーバングはもちろん、アイドル風の横に流した前髪、眉上バングすらも受け入れずに生きてきました。
その頃の性格はお世辞にも明るいとは言えないものだったので、せめて見た目だけでも変わろうと、今までの前髪への価値観を捨てました。
前髪を軽くすると、印象も軽くなり、本来隠しておきたい額のニキビや眉も透けて見えます。
はじめのうちはどうしても軽い前髪に慣れず、泣きそうになりました。
ですが、どうにかこの前髪が似合う女になろう、と努力した過去があります。
睫毛パーマをする
急に垢抜けた友人がいたので「何か変えた?」と聞くと、どうやら睫毛パーマをしたようでした。
それまでの私は睫毛に関して出来ることは、マスカラとマツエク・付け睫毛しか知りませんでした。
これまでは少ない上睫毛をどうにかビューラーで上げてマスカラを塗るという形でメイクをしていましたが、思い切って睫毛パーマに挑戦してみることにしました。
すると、すっぴんでも睫毛の上がった、明るい印象の顔になれたのでした。
この他にも、睫毛パーマを施すことにより
・根元からしっかり睫毛が上がる
・朝のメイクにかかる時間が短縮される
・(常に睫毛が上がった状態になるため)視界が広がる
といった効果もありました。
自分の体を知る
ナイトワークをしていた頃、担当するお客さんの大半に「目が怖い」と指摘されました。
目を強調するメイクをしていたという訳でもないので、何故なのかと考えていたところ
視力が低下しており、そのためピントを合わせようと無意識に目を細めていたのが原因でした。
これにより、裸眼から眼鏡に変えたところ、指摘されることもなくなりました。
また、元々表情が乏しいことは自覚していたため、これを機により一層感情表現ができるよう意識しました。
容姿について指摘されたら、悪口と捉えるのではなく、自分が改善できる点だと捉えるのも大切なのかもしれません。
普段いかない場所に足を運ぶ
電子音楽や大音量で音楽を聴くのが好きなので、クラブに行くようになりました。
とはいえ、男慣れも都会慣れもしていない私には、やはりクラブに対して怖い印象を抱いていました。
興味があって手が届く場所にあるのに勝手なイメージで行かずに終わるのも嫌だな、と思い足を運んでみたのがきっかけです。
クラブを楽しむ人たちは、出会ったことのない人種ばかりでかなり刺激を受けました。
・音楽を全力で楽しむ人
・色んな女の子にお酒を奢りお持ち帰りを狙う男性
・お持ち帰り目当ての女性二人組
・通路で延々と話している男女
・手際よく酒を提供するバーテンダー
・自分のスタイルで曲を繋げるDJ
・激しく踊る外国人
・二人でクラブを出ていく初対面の男女
・潰れて店の前で爆睡する人
通っていたクラブは音箱(※)でしたが、ざっと思い出しただけでもこれだけの人種が挙げられます。
※ナンパ目的の男女が集まるナンパ箱ではなく、音を楽しむ目的の人が集まるクラブの通称
クラブでは基本的に全員が酒を飲んでいるため、人と人との敷居が低くなります。
これらの人たちを遠目で眺めるだけではなく、実際に関わることができるのがクラブの良いところです。
経験値、あがりまくります。笑
最初は一人でドリンクチケットを使い、音楽を聴いているだけでしたが
通い詰めるうちに顔見知りのDJもでき、一緒に音楽に酔いしれ、同じ趣味の人や些細な相談にも乗ってくれると異性も出会うことができました。
現在はクラブに行くことができていませんが、きっと今でもあの場所に行けば自分と乾杯してくれる人がいます。
もし、あの時勇気を出してクラブに足を運んでいなければ、今の私はありません。
清潔感のある女の子を目指して
持ち物を新調する
使い古したバッグ、流行遅れのスカート。
そういったものは、余程思い入れのあるものでない限りすぐに処分するようにしています。
物を大切にすることは大事ですが、私にはそれ以上に新しい物に触れることが大事でした。
慣れた物を使い続けると、
「ちょっとくたびれてるけど仕事して直帰するだけだからいいや。」
「毛玉が出来てるけど見えない部分だし適当に隠せばいいや。」
「汚れてる部分があるけどどうせ好きにもなれない男とのデートだし着てっちゃおう。」
といった妥協が生まれ、綺麗な自分を維持する力が低下していきます。
化粧品も同様に、ツヤ肌が流行ったと思った瞬間マット肌が流行る、などの変化が日常茶飯事です。
自分だけが時代に取り残されないよう持ち物を定期的に入れ替え、トレンドに触れ続けることで美へのモチベーションを高く保つように心がけました。
他人との比較で自分の長所・短所を見つける
人と話す
普段親交がなかろうと、人の周りには沢山の人がいます。
例えば母親、父親、友人、職場の先輩後輩、ネット上の知り合い、趣味仲間、かつての同級生、これまで喋る機会のなかった友人の友人。
人が違えば価値観や意見もその人数分存在します。
恋活の中で悩むことは多くありました。
そこで悩んだことを一人で背負い込むのではなく、周囲の人に相談することが何よりも大切でした。
私は物心ついた頃から、恋愛に関しての相談を人にしたことがありませんでした。
それは「自分みたいな地味な女が恋愛していたら恥ずかしいから」「引かれてしまいそうだから」という理由から来るものでした。
今や誰が誰を好きでも、その人を笑う人は一人もいません。
どうしても恋愛が出来なくとも、恋愛が成就しなくたって、周りの人の大部分は応援や励ましなどの言葉をくれます。
時には辛辣な意見を受けることもありますが、それはその人の価値観や経験から来る、自分とは異なる視点からの正しい意見です。
こういった、自分に同調する意見・自分に反対する意見を全て自らに落とし込み、糧としました。
また、これらの人と話す機会が設けられない場合は、その人を洞察し
「なぜこの人はこうなのか」
「なぜ男友達もいなさそうなのに彼氏がいるのか」
「なぜ可愛いし性格も最高なのに幸せになれないのか」
「なぜ自分よりも年下なのにこんなにしっかりしているのか」
といったことについて考えていました。
このように、他人について深く考えたり自分との比較を行うことで、その人なりの処世術や考え方を盗んでいきました。
これまで凝り固まった価値観ひとつを貫いてきた自分ですが、この経験を通して初めて心から人と分かり合えるようになったように感じます。
端的に言えば頑固さをなくし、他人の考え方を柔軟に取り入れた形です。
以上、脱喪のために実行したことでした。
全てを毎日実行していた訳ではありませんが、毎日意識し続けることで、少しずつ可愛げのある女の子に変わることが出来ました。
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