人生は短いらしい
この先何十年も、しんと暗く重い道のりが続くのかとどうしようもなくなったりする。それはいろんなことから起因しているのだけど、そのいろんなことがたくさんありすぎて、どうにも手に負えなくなって、諦めたりして、日々が続いている。
諦めるのはいいとして、このずしんと重いものを持ったままでは、少なからずこの先に進めるはずもないことはわかっている。
26歳になった今、16歳からの10年間はあっという間と言えば語弊があるけれど、気がついたら10年経っていたという感じ。16歳なんてついこないだでしょなんて言葉が口からでてくるくらいだし、16歳の頃の情景や気持ちとかまざまざと思い出せるくらいには、最近だなという感覚なのである。
噂によるとこの先30代、40代と年を重ねるごとに時間が早く過ぎていってしまうらしい。若い頃は初めての体験ばかりで、体感時間がとても長く感じられるけれど、経験値が上がるほど新しく体験することがなくなり、時が早くすぎるという理屈。20代の今でもその感覚は少なからず体感することができるので、気持ちは焦るばかりで、落ち着かない。
一方で、30代40代と歳を重ねるほどに人生は楽しくなっていくとも聞いたことがある。悩みがなくなるから?そんなことないよねとかなんとか思いながら、うまく思考を変換しつつ生きていればそれは無理な話ではない、とも思う。
恐らく、この先もあっという間で、あっと言っている内とはいかないものの、そういえば短かったよねと思いながら死んでいくのだと思うと、そう長くない人生をもう少し楽しくしてあげてもいい気がする。
甲本ヒロトが言っていた。
「若い人、いろいろ不安だろ?なぁ、イライラするしな。それな、大人になっても不安だし、50過ぎてもイライラするならそのまんまでいいんじゃないすか。物事解決するよりも、イライラしたまんまさ、ロック聴きゃいいじゃん。」
物事はなるべく解決したいけどね。人生なんて、人生とは、人生は素晴らしい、人生は人生は…とか色々と言われるけれど、人生って短くてしんどいよね。やんなっちゃうね。なんて笑いながら話せたら、まあ、いいんじゃないかな。