ひとつ前の世代のブランドはいいぞお
私がバンギャ全盛期だった2000年から2010年くらいまでの覚えてる限りの隙だったファッションの話をちょっとだけする。
あ、いまの10代・20代前半を否定するようなことはぜったい書きません。だって、その子たちにも思い出になる服装ってあるでしょ。私はしょせん懐古してるだけなので。
年齢ばれちゃうんですが、KERAにAKIRAさんや、山内あゆみちゃんが載ってた頃、私は初めて原宿系・青文字系に触れました。好きだったブランドは、MAD、アルゴンキン、エイチナオト、セクポ。この時点でもうコテコテが好きだったの。お小遣いで買えないので、いつも雑誌を見て、指をくわえて待ってました。
セクダイはあとから好きになったんですが、当時いじめっ子がきてて、ちょっと敵視してました。ごめんなさい(笑)。
お小遣いは毎月3000円だったので、好きなバンドのアルバムを1枚買うと、もう何も買えなくなっちゃってたんだよね。お年玉を憧れのMADに使ったら、母親から怒られたのは良い思い出。MADのボンテージパンツを見ながら、「こんなもん洗えるか!」って突っ込まれたのはいまでも覚えています。もうそういわれることがないので…。
好きなブランドに貢献しようみたいな流れをどこかで見たときに、生活保護のわたしには”貢献する”というのは厳しく、実際どれくらいの人がブランドものにお金を使ってるの見えず、正直疑問でした。いいことだとは思うんだけど、どれくらいのお金でブランドが再起してくれるかわからなかったのよね。
だけど、実際アルゴンキンがなくなった日は悲しかったし、さいきん原宿系ブランドも、勢いがないのは見ていて寂しい。でも、お金が出せなくなっちゃったのは事実だし…。
たぶん今後、プチプラなものが出てきてしまった以上、なかなか1着にかけるお金が減ってしまうのではないかなと思います。好きなブランドには生存してほしいし、いいデザインを保ってほしいのもわかるし、裏側の気持ちを考えるとすごいつらい。
これからいいものにすこしでもお金を出してくれる人が増えるといいですね。経済・産業の発展だけじゃなくて、もっと精神的なことに重点を置く、というか。そうじゃないと、なんか日本人(海外もかな?)に楽しみが減りそう。せっかくkawaii文化発祥の国なのに。
いま、コロナで難しいんでしょうけどね~。いいものにもっと価値が出てくるといいなと思います。