フォロワーさんのパリ流ファッションスタイル診断に同行してみた
ー前段ー
仲良くしていただいてるゆずはにさんのパリ流ファッションスタイル診断(以下、パリ流)に同席したのでレポ。
サロンは私も受けたLacisaさん。https://lacisa-tokyo.studio.site/
快く見学同席を許可してくださり、ありがとうございました!
前提としてゆずはにさんのスペック。
・1stクールウィンター 2ndクールサマー
・顔タイプエレガント
・骨格ロマンティック
・PDファッショナブル・ロマンス(8:2)
傍から見ても、整合性のないスペックではない。
PDが各スペックを纏めあげる総締め的な役割とのこと。
確かにゆずはにさんは、エッジの効いた派手な大柄も無地も似合うし、露出耐性もある、かっこいいお姉さんだ。
ただ、盛り盛りに着飾るよりも、シンプルかつ肩の抜けた感じ、日常でオシャレな人、という印象にしたいそう。
また、BBQや婚活など、PD全開ではコーデを組みにくい状況もあるので、ファッションの上手い落とし所を見つけたいというのも、パリ流受診を決めた理由の一つとのことだった。
ちなみに、受診前に共通のフォロワーさん達と、ゆずはにさんの印象を挙げていったところ『強豪吹奏楽部の部長』でまとまった。
「自分が自分が」と積極的に前に出るタイプではないけど、しっかりと引っ張っていってくれそうな安心感がある。
私の事前予想としては、MシックSドラマティックAエレガント。
ゆずはにさんの外見のかっこよさをシック、柄耐性が天元突破している所としてSにドラマティック、でも内面の女性らしい感じはどこかに入れたいので、Aにエレガントを据える。
多分ご本人よりもわくわくしながら、受診当日を迎えた。
ー受診ー
当日、アナリストのMitsukiさんと愛犬のすずちゃんに挨拶をして、和やかな雰囲気で早速診断がスタート。
まずは、事前アンケートの内容確認がある。
ここでは改めてゆずはにさんが受診目的やファッションの悩み等を伝えていた。
アナリストさん曰く、事前提出したPinterestには水や光といった柔らかい写真が多いので、ナチュラルとかクラシック、少しトラディショナルな嗜好も感じるとのこと。
その後はパリ流の5グループ10要素の説明が行われる。(※詳細は以前書いてるので割愛)
①カジュアルグループ
・ナチュラル
・スポーティ
②女性らしいグループ
・ロマンティック
・セクシー
③ベーシックグループ
・クラシック
・トラディショナル
④洗練、上品グループ
・シック
・エレガント
⑤個性的グループ
・クリエイティブ
・ドラマティック
ーメイン決めー
一通り説明が終わったあと、アナリストさんから「どれがいちばん遠い要素だと思いますか?」と定番の質問を貰う。
ゆ「ロマンティックですかね…」
ア「んー……他にありますか?」
ゆ「えーと、中高バドミントン部なんですけど、初見でそういう印象に見られることがないので、スポーティかな〜と……」
ア「いやスポーティは残したいです。ナチュラルもまだですね。」
ゆ「!?めっちゃバッサリ却下された…ナチュラルも残るって…!!!」
私「私もスポーティはここでは消したくないな…」
ゆ「何で??????」
ア「うん、まずロマンティックは消しましょう。ゆずはにさんにふんわりした甘さは無くていいですね。」
ア「次に消すものをめちゃくちゃ悩みますが…………うん、トラディショナルと、少し僅差でエレガントを消しましょう。トラディショナルは重た過ぎますし、かっちりしすぎです。エレガントも同様に抜け感が無い要素なので、ゆずはにさんにはコンサバすぎる印象になると思います。」
ゆ「確かにエレガントの服装すると仕事っぽくなります……」
私(エレガントが早々に消えた……私のA予想がもう崩れてしまった……)
ア「次はセクシー消しましょうか。重たいですし、女性らしい印象が強くなりすぎる気がします……あと、ゆずはにさんに華やかさはあるんですけど、セクシーとはジャンルが違うかな。でも、セクシー以降残る要素はアクセントに入る可能性がありますね。」
ゆ「……てことは、消えるのは次こそスポーティ……?」
ア「いや、まだ残しましょう」
ゆ「残るんですか!?私って、静か動なら静だと思うんですけど……」
私「いや、多分ゆずはにさんが思ってるより動だよ。」
ア「ん〜〜〜…静の部分もあるんですけど、動いてない雰囲気も無いです。あと少し、一癖ありそうな感じもあって…難しいですね…」
私「とっても分かります」がくがくと頷く
ゆ「ねぇ、一癖ってなに??」
ここでゆずはにさんが、そういえば、と、『吹奏楽部の部長』の印象を伝えると、あーーーーー!!!とアナリストさん大盛り上がり。
私「良かった…私たちの方針は間違ってなかった…」
ゆ「そんな盛り上がることなんだ……」
ア「ふふ、そうなんですよね。確かにしっかり指導してくれそうな印象はあります……うん、次消すならナチュラルですかね。自然の中に居そうじゃないです。」
ゆ「確かに森には居なさそうですよね、私…」
私「ゆずはにさんは都会が似合うからね」
ア「あと、さっき言った通り一癖ありそうな印象はあるんですけど、メインにする程じゃないのでクリエイティブをここで消しましょう。ナチュラルと割と僅差ですね。」
ゆ「一癖……???」(まだ納得いってない)
ア「次はドラマティック消しましょう。存在感はありますが、メインにする程では無いです。ちょっと強いかな。」
ゆ「……てことは、残りはスポーティ、クラシック、シック……?」
ア「どれもかっこいい印象ですね!」
ゆ「スポーティここまで残るんですか……??」
ア「ゆずはにさんって、事前に提出頂いた写真と、実際にお会いした時のギャップが結構大きいので、スポーティがここまで残った感じです。あと、お顔立ちがスポーティと遠くないのもありますね……ただ、カジュアル全振りな服装は違うので、ここでスポーティ消しましょう!」
ゆ「やっと消えた……」
私(誰も突っ込んでないけど、顔がスポーティと遠くないって何だ……???)
ア「あとはシックとクラシックですが……まぁ、シックがメインですね!!」
ゆ「即決だ!!!!!」
私「全然迷ってなかったですね……」
ア「実は、幅広い服装が似合うので最初からシックだろうな〜と思ってました!消す順番は物凄く悩みましたけど、結論だけ決まってたパターンですね。」
メインはシックに決定!
ーサブ決めー
パリ流のサブは最後まで残った4つくらいの要素を一つずつ掛け合わせて比べてく。
ア「シック×クリエイティブは、変化があったり、アーティスティックなカッコ良さですね。中島美嘉さんとか、滝沢カレンさんとか……似合いますし、ゆずはにさんの一癖ある印象にも近いんですけど、逆に癖がありすぎるタイプでも無いんですよね……」
ゆ「一癖……」(まだ納得いってない)
私「確かにここまで癖強くなくていい気はする……」
ア「シック×ドラマティックはめちゃくちゃ強いです。菜々緒さんとか、パリコレを歩く側じゃなくて、招待されてるような方々ですかね。ゆずはにさんには強すぎるかなと。」
私「確かに菜々緒さんとゆずはにさんは違う…サブ予想外れたな…」
ア「シック×スポーティは森星さんみたいな、かっこよさと快活を掛け合わせた女性ですね。差し色で蛍光色入れたりとかするのが似合うタイプです。ただ、ゆずはにさんは穏やかさとか落ち着いてる感じもあるので、外見の印象がそこまで行かないかな、と思います。」
ゆ「なるほど……」
ア「シック×クラシックはおしゃれな女上司って感じです。芸能人だと板谷由夏さんとか…。ファッション雑誌の編集長みたいな雰囲気ですかね。光沢感のあるシャツをゆるっと着る感じも似合いますし、ゆずはにさんの落ち着いてるイメージにもピッタリです!サブはクラシックです!」
私「確かに板谷由夏さんとゆずはにさん、雰囲気似てる……!!!」
ゆ「女上司ってことは、吹奏楽部の部長感もここで回収されてる……」
サブはクラシック決定
ア「ゆずはにさんには外見と話した時の印象にギャップがあるので、そういう外し的なエッセンスをアクセントで入れましょう」
私「わかります」こくこく
ゆ「何でましさんが頷いてるの???」
ーアクセントー
ア「アクセントは、外見の一癖ある印象をひとさじ入れるならクリエイティブなんですけど……ただ、お話してみると、真っ直ぐ来てくれそうな印象もあるんですよね…」
私「ゆずはにさんは確かに変わってるな〜!!ってほどでは無いです」
ゆ「なんか分析されてる……」
ア「ただ、Pinterestを見るとクリエイティブなものを好むというよりかは、ナチュラル系がお好きなんですよね…」
ゆ「てことはAナチュラルが……?」
ア「いや、Aナチュラルは弱いかな……内面診断の結果も見てみましょうか。」
結果は、シック/エレとロマ/セクが同率1位。
ア「セクシー……いいかもしれませんね。感受性豊かなところもご自身でアンケートに書いてくださってますし……あと、外見と話した時の印象がブレてるところも、アクセントのセクシーで靄がかってたと考えると納得が行きます。アンニュイってほどでは無いんですけどね。」
私「あ〜〜〜〜!!!!!!!」
ゆ「めっちゃ頷いてる……」
ア「でもアクセントはほんとひとさじって感じですね。シック×クラシックのファッションに香水をセクシーにするだけとか、ネイルを赤にするとか。靴や鞄を真っ赤にするのはやり過ぎですね。」
ゆ「黒のバッグに赤い模様が入ったスカーフ巻くとかは……」
ア「それくらいは大丈夫です!全体を10としたら、アクセントは1もないです。」
ーここから質問タイムー
①ファッションのキーワードは?
ア「色と生地の光沢感ですかね……ブランドだと、HAREやZARA、ユナイテッドトウキョウとか…シックさんは割と幅広く似合うし、流行り物も得意です。本来は苦手なアイテムでも世間の流行に乗っちゃえば着こなせちゃうと思います。」
私「最強スペックじゃん……」
ゆ「ジジイに舐められない殺し屋みたいな服装を知りたいんですけど……」
私「そもそも舐められることあるの……?」
ア「スペックを全外しした服装だと舐められやすいかもですけど…基本的にはかっこいい服装しておけばオッケーだと思います!」
②似合うアニメキャラは?
ア「そうですね……あ、ポケモンSVのチリちゃんとか」
ゆ「アーーーー推しと一緒!?!?!?!?最高!!!!!!」
私「今日イチの大声出てる」
③似合う情景は?
ア「そうですね、やっぱりオフィスですね……しかも高層ビルのおしゃれなオフィスってイメージです。街だったら銀座ですね。並木通りの歩行者天国の真ん中で写真撮るの似合いそうですね。」
ゆ「時間帯とかは……?」
ア「朝昼夜どれもいいですね……でも、夕方だと温かみが出ちゃうので違いそうです。バーでよくあるようなオレンジの間接照明とかも違いますね」
ゆ「東カレの表紙は違うと…」
④参考になる雑誌は?
ア「カジュアルな服を着る時はGISELeで、オフィス向けならOggiですかね。」
ゆ「CLASSYとかは……?」
ア「ちょっと華やかすぎるかも……?もっとシュッと洗練させたファッションの方がお似合いな気がします」
⑤イメージする動物は?
ア「動物……?うーん……鳥……?」
私「インコとかじゃないですよね??」
ゆ「猛禽類とか?」
ア「そうです、猛禽類……でも鳥ってそれだけで自然というか野生のイメージがあるので……どの鳥にせよ清潔に丁寧に飼われてる感じですかね…」
私「枕詞が大事なんだ」
⑥イメージカラーは?
ア「青とシルバーを掛け合わせた感じですね。」
ゆ「これ1色!とかじゃないんですね」
私「私は緑色2色だったのにすごい差だ」
ア「あと、黒は大前提です」
ゆ「もう基本情報なんだ」
⑦いそうなハリポタ寮は?
ア「まずハッフルパフでは無いですね」
私「早〜い」
ゆ「知ってた〜」
ア「う〜ん、実直な印象という意味ではグリフィンドールですかね。スリザリンも捨て難いんですが、ニヒル過ぎるかな……?でも、ある種スリザリンも違う方面に真っ直ぐではあるのでお似合いかも……どちらかですね!」
私(どの道主人公ポジだなゆずはにさん…)
⑧似合うウェディングドレスは?
ア「クラシカルな形がいいと思います。マーメイドだと女性らしさが出過ぎちゃう気がしますし、ふわっとした素材もちょっと違うかなという印象です。」
ー後日、資料到着ー
結果:Mシック Sクラシック Aセクシー
キャッチフレーズ「凛としたやさしさとただしさの体現」
診断中にでてきた、女編集長とか上司がキャッチフレーズに入るかな?とゆずはにさんとは事前にワイワイ話してたが、そのワードは全く入らず。
でも非常に詩的な表現で『ゆずはにさん』が示されているところに、Lacisaさんのセンスが溢れていた。
しかも「やさしさ」と 「ただしさ」が漢字じゃなくて敢えて平仮名で書かれているところも、ゆずはにさんの抜け感が出てるような気がして素敵…。
今回、初めて他人のイメコン診断に同席したが、自分が診断される側で受ける時よりも、アナリストさんの説明がクリアに入ってくることに感動した。
あとはやっぱり、段々と結果が絞り込まれていくライブ感も素敵だなと思う。
パリ流は特に絞込みの段階一つ一つに意味があるので、そういう点でも非常にパーソナルな診断なんだなと納得出来てとても面白かった。
8月、ゆずはにさんと一緒にトータル診断を受けに行くので、それぞれのスペックの違いを視覚化できるのが今から楽しみにしている。
ゆずはにさん、好きに書かせてくれてありがとうございました!
★ゆずはにさん本人コメント★
こんにちは、或いはこんばんは。ゆずはにです。
ましさんが筆不精な私の代わりにパリ流レポ書いてくれるって冗談だと思ってたら本当に書いてくれました。ありがとう。
前提として書いてくれている通り、スペック同士の整合性が取れている、逆に言えば似合う方向性が限定されるようなスペックでした。強い綺麗めの女がめちゃめちゃハマるけど、そこ以外は途端に「?」となる。
会社経営してるような女性なら毎日煌びやかなヒール鳴らして歩くスタイルでいいだろうけど、自分はそうではない。っていうかしたくない。スペックばちばちに出来るのがパーティーシーンくらいってちょっとなーともやもやしてました。
イメコンは選択肢を狭めるのではなく広げるものであるとはよく言われるけど、このガチガチのスペックの守備範囲のどこをどうしたら広げられるのか、私にはそこの技術とセンスがありませんでした。
方向性やヒントだけでいいからその辺を教えてもらえないかなと思い今回受診に至りました。
(某サロンさんのパリ流受診も視野に入れていたんですが、まあキャッチフレーズはなんぼあってもええですからね。)
結果、MシックSクラシックAセクシー。
サブにクラシックがいるので綺麗めのほうが似合うのはそれとして、メインにシックが来たということで「生地の光沢感とモノトーン配色に気を付ければ、わりと幅広いスタイルでいけますよ。」と先生にコメントをいただいて、感動しました。いくつかイメコン受けてきて初めて選択肢を広げてもらえた。嬉しかった。
PDファッショナブルロマンスというものを手探りしていく中で、この方向性でいいのかな?と思っていたもの(評判がよかった青黒銀コーデ)が抜群にハマっていたと答え合わせが出来たのもよかったなと思います。
アフターフォローもたくさん利用しつつ、8月の某サロンさんトータル受診まで自分の似合うと好きを譲れないところをもっと深掘りしていきたいと思います。
今回ましさんに見学してもらえて、単純に心強かったのと、自分自身の解釈がバブなのを多数決(2:1)で思い知らされるので頑固な人ほど見学してもらうのオススメだなって思いました。ましさんと2人のトータル診断も楽しみだなぁ。
えっていうかなんでスポーティーラス3まで残ったの?(まだ納得してないよ)