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PTAは無くなるべき?その2

PTAは絶対にやりたくない、やるならなるべく負担のないやつで。
と思っていたが、少しずつ良くも悪くも意識が変わってきたPTA副会長のお話です。

ここに描かれている事は一般論でも正論でもなく、とある学校の1人のPTA副会長のあれこれ言っている独り言なので暖かい目で読んでいただければと思います。

今回の「PTAは無くなるべき?シリーズのその」回では、
PTAを取り巻く環境である“PTA会員”と“先生”と“地域”について綴っていきます。
その前後のお話である
「その①」:PTA活動でぶつかる壁や疑問点について
「その③」:PTAの本質について
も併せてご覧いただければ嬉しいです。
※まとめてお得にお読みいただけるマガジンもあります!


①PTA非会員の話

▶PTA加入していても加入していなくても得られるものは同じ

PTAは任意なので辞める事も可能です。
でもPTA側は会員であっても非会員であっても、分け隔てなく対応しなければならないのです。

お祭りがあれば会員も非会員も変わらなく遊べるし、校庭開放も同じように遊べるし、運動会の景品も同じようにもらえます。
分け隔てなく情報が伝わるように努めますし、日々の旗振り活動などで安心安全に通学できるようにします。

非会員の人は何も活動もせず、会費も払わずして同じように権利が得られるのです。
 
でもそれってやってる側からしたらなんだかモヤモヤしませんか?
別にいいんですよ?任意の団体ですから。
うちの子はお祭りも参加しないし、登下校時の安全見守りも必要ありません。と言われたとして、PTAとしては非会員の子どもの登下校時の安心安全を守ってあげたいですし、分け隔て内対応をしないといけないのでそうも行きません。

▶非会員の人がいるから発生する仕事

ここからが重要なのですが、PTAは会員の情報しか取り扱えません。
情報が無いのに分け隔て無い対応をしないといけないから大変なのです!
 
例えばお便り関係でいうと、会員の方へは登録アプリで(わが校はすぐーるを活用)で配信しているので自宅で配信登録すれば仕事完了!
でも非会員はアプリも未登録なので個別にお手紙を紙で印刷して、その子のクラス担任に渡してもらうように学校に持っていくという手間が発生。

運動会や卒業時にPTAから景品を渡す場合、会員の方は会費を頂いているのでそこから捻出。何も徴収するものはない。
その一方で非会員は会費も未納なので、実費分の請求書を作成し、お便り同様にその子のクラス担任に渡す。
そしてクラス担任はその子からお金を受け取りPTA側に渡す手間が発生。
(細かいことを言うと誰がいつお金を渡してくれたかを管理したり、現金だったら銀行に入金しにいったりなど)。

安全面でいうと、会員の方は学校と協力して防犯防災の為に住んでいる地区の地区班管理をして集団登下校を実施していますが、非会員は住所をPTAは知る事ができないので、学校側に個別対応を依頼、学校側への手間にもなります。
※すべて我が校の例なので学校によって違います。
 
このように非会員の人の為の仕事って結構ある事を理解してほしいんです。

でもこういう愚痴を言う機会って実際には無いのが事実。
これを言ったら「あなたが辞めるとこんな風に私達の仕事が増えるですよ。でも辞めるんですよね?」て恩着せがましくなってしまうので・・

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