お母さんが、もし死んだら
私は、無宗教です。
でも、死後については、自分なりの考えを持っていたりします。
なので、今から書くことは、私の考え方。
と思って読んでもらえると幸いです。
避けては通れない話
子供たちに私が乳ガンになった、ということを伝えるということは、「母親が死ぬかもしれない」という思いをさせることになるわけです。
たとえ早期発見だったとしても、癌である以上、何が起こるかはわからない。
だから、「死」についての話も避けては通れない話なのかなと思いました。
嘘も方便、はここでつかう!
病気のことは正直に話すと決めたけど、「死後の世界」これに関しては、本当のことは「死んでみないとわからない」
なので、嘘か本当かは確認しようが無いことになります。
そういうことなので、ここで「嘘も方便」のカードを使うことにしました。
とにかく、子供たちが「死」に対しての印象が少しでも変わる方向で、話をしようと思いました。それは…。
お母さんが死んでも傍に居てます
この一択でした。
お母さんは死んでも傍にいてるよ
「👩おかあさんが、もし、もしやで、病気が悪くなって死んだとするやん。まぁ、まだ死ぬ気はないんだけど、もしもの話ね」
「👩お母さんは君達のこと大好きやん?
だから、死んだとしても、安心して✨
うっとおしい!って思うくらい、ずーっと傍におるから!」
「👦👧死んだら傍におれんやん?」
「👩ちっちっちっ♪
魂は死ぬことが無いんやで?知ってた?
体は死んだら動かなくなるし、焼いたら無くなってしまうけど、魂は消えへん✨」
「👩だ・か・ら。
君達がご飯を食べるときは、いつも通り
一緒にいただきますするし
君達が寝るときは、
いつも通り添い寝してるし
君達が喜んでたら、一緒になって喜ぶし
君達が悔しがってたら、一緒になって悔しがる
君達が悩んでたら、傍で見守っているからな」
「👩ただなぁ…、残念なことに、生きてる人には、魂になった人のことは、見えないし、声も聞けないし、触ることができないんよね💦
霊感が強かったら話は別やけど(笑)」
「👦霊感ないわー(笑)」
「👩だから、何かに悩んでいても、助けてあげることも、慰めてあげることもできないんよ。
正確には話しかけてても、君達には聞こえないんだよね💦」
「👩しかし!
なんと、ずるいことに、お母さんからは君達のこと、見たり聞いたりすることはできるんだよねぇ✨
だから、宿題せんかったら、すぐ分かるからね(笑)」
「👦えー、なんかずるい」
「👦そして、うっとおしい(笑)」
「👩それから、成仏して天国にいっても、君達の様子を見る窓みたいなのがあるだろうから、そこからずーっと見てるし、しょっちゅうこっちの世界に帰ってきてると思うよー✨」
「👦やっぱうっとおしい(笑)」
「👩うっとーしいゆーな(笑)」
死は永遠の別れではない
「👩そして、君達が、おじいちゃんおばあちゃんなって、死んだら迎えに来たげるわな✨」
「👦そんなことできるん?」
「👩もちろんやわ✨
君達が来るまでは、生まれ変わらんとずっと待ってるからね✨
ひっひっひっ✨」
「👦なんか怖いわ!(笑)」
「👩怖いってゆーな!(笑)」
「👩でもな、ひとつ約束して。
それは、お母さんが居なくなったからって、自分で自分を殺すことはせんといてな」
「👦なんで?」
「👩自殺した人の魂は、行く場所が違うから、お母さんが迎えに行っても会われへん💦」
「👩辛いことがあったら、逃げてもいい。
でも死ぬのはダメやからね(ちょっと難しかったかな…💦)」
「👦わかったー✨
俺、そんなんで死なないから✨」
「👩う、うん (なんか複雑🤣)」
死んだらあかんー!
上の子は、最後は明るい顔になったので、死に対しての印象が少しは変わったのかもしれません。
ただ、下の子は、まだまだ理解することが難しかったみたいで。
「👧とにかく、死んだらあかーん!」
で終わりました💦
「👩ごめんごめん、色々言ったけど、まだ死ぬ気さらさらないからな✨安心して✨」
私の願望でもある
この話は、私の願望でもあります。
魂があってほしいし、子供たちを見守り続けたい。
でも、もしかしたら、死んだら「無」になるかもしれない。
まぁ、その時は「残念ー!」と思うこともなく、無になるから良しとしようと思ったり(^_^;)
実は、最初はよくありがちな
「母はお星さまになった」
的な話にしようかと思ったけど。
それ、夜じゃないと見えないし、
高すぎて傍に居る感が無いやーん!
と思ったのでやめました(^_^;)