疲労と離れる
どうしてこんなにも疲れるんだろう、と自分に問いかけると、妊娠しているからという答えが返ってくる。
間違いではないのだ。現に妊娠9ヶ月。もう少しすれば臨月。いつ出産してもおかしくはない。
それでもちょっと違う気がする。この疲れは妊娠しているからではなくて、他の原因に由来しているのではないか。 そこで私は答えに詰まる。
だからといってどうすればいいのだ。
答えはない。単に、疲労と近づきすぎているだけ。そう考えてしまったほうがいいのだろう。
夕焼けに照らされた液晶画面に、ほこりがうっすらと溜まっているのが見える。掃除したばかりなのに。
二人分の食卓は、葉物野菜がないと寂しいけれど、葉物はまとめ買いができないからまた明後日には買い出しが必要だ。
そんな思考の流れは、単身赴任で働いていた今までの生活には全くなかったもの。それに慣れるのに時間が必要になっているのかもしれない。
明日は土曜日。少し遅起きして、気分を変えられたらいい。