ライバルは以前の同僚!
ブルーオーシャンでスタートした宝塚情報誌ですが、やはり似たようなものが出てくるのは否めません。
同じようなフリーペーパーが出現してきました。しかも、私が起業してスタートする時に声をかけて一緒に始めたメンバーがやってるとのこと。そのメンバーとは、考え方やセンスが合わず分離したのですが、同じような内容で勝負してくるとは、ちょっと驚きでした。
同じ街で、同じような部数で、同じポスティングというシステム。宝塚市は人口23万人、8万世帯とそれほど大きな街ではなく、スポンサーの取り合いになるのは見えてました。案の定、営業先は被り、こうなると金額の差ではなく、オリジナリティで勝たなくてはなりません。
そこで思いついたのが、表紙にインパクトをもたせるために、元タカラジェンヌの起用です!宝塚らしさにこだわる情報誌でしたので、元タカラジェンヌはぴったりでした。そしてなんと言っても美しい!
「ヴォイラ」は洗練された大人の情報誌というコンセプトで、ちょっとおしゃれな飲食店やファッション、ビューティ情報、イベント情報などに特化してスポンサーを募りました。結果おしゃれにこだわりのあるクライアントが集まりました。
ライバルはライフスタイルマガジンという位置づけで、親しみやすさを重視しており、なんとなくすみ分けができていきました。
ということで、今日のアドバイスは、ライバルが現れたとき、値段で勝負するのではなくオリジナリティで勝負するということ。価格競争に巻き込まれると、どちらも自滅しますので。
オリジナリティこそビジネスの基本です。そこは大切にしなければなりません。
おかげで、広告コストを変えることなく、情報誌は10年続きました。