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プチセレブイベント

15年前、宝塚情報誌ヴォイラの編集部を宝塚市役所前に構えたのですが、自分にとっては初めてのお城でもあり、結構こだわりました。

スケルトン物件だったため、壁やドア、床から作りました。今から思えばスタートにそれほどお金をかけるべきではなかったのですが、華やかな美しい宝塚の街にふさわしい情報誌を創るのに、その編集部がやぼったくてはいけないと思いましたし、自分が毎日働く場所はやはりおしゃれなところのほうがテンション上がりますよね。

カウンターを作り、そこでちょっとしたお茶が飲める雰囲気を演出したり、打ち合わせテーブルはガラスの丸テーブル、照明はシャンデリアやスポットのライトをつけ、天井は吹き抜けにし、少しでも高さを出しました。エアコンも業務用を真ん中に吊り下げ、コンクリートの打ちっぱなしのような壁紙で、クールモダンな内装にしました。2階に小部屋があり、外から上がれたのですが、中から螺旋階段をつけて2階に上がれるような内装を希望しましたが、予算オーバーでそこは実現できず。

そこは我慢して、外付けの階段をピンクに塗り、入り口の印象は大切なので、白とピンクのコントラストを重視した壁にして、エントランスも階段をつけたりと拘りました。

そうそう、トイレも作り、中の壁は赤一色とちょっと遊び心も加えて!女性ばかりの編集部だったからできたんですね。

できた当初は、編集部とは思われず、カフェか雑貨店かとよく間違われました。

実際、プチセレブイベントと称して、少人数向けのイベントも開催しておりました。講師も起業を目指す女性を選び、フラワーアーティスト、水彩画家、ネイリスト、ビーズアクセサリー作家など、いずれ自分で店舗を持つイメージで活躍してもらおうと、編集部の一角でイベントをし、スペースを提供して販売もしてました。

集客には情報誌はうってつけで、スペースも提供し、イベントの企画も編集部でしていたので、起業をしたい女性にはとても喜んでもらえました。

今から思えば、この頃から女性の活躍や応援が私のテーマの一つだったんですね。

ちなみに私の専属ネイリストはこの時のネイリストさんです!今では芦屋に店舗を構えて、ネイルサロン経営をしっかりされてます。

このプチセレブイベントは人気でしたが、場所が狭く、10人もはいらないスペースでした。

そこで、もっと広い場所をと思い、カフェとイベントスペースをイメージした新天地へとつながっていったのです。

次回に続く。。。



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