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もらい物
「春虫ってこんな感じのイメージあるよ。」そう言って友達が渡してきたのは緑と黄色の石が使われた白を基調としたブレスレット。最近ハンドメイドにはまってるということを聞いてお願いしてみた。白々しく書いてるけど、頼んだのは僕だからもらえることは知ってたけどね(笑)。
自分の中でアクセサリの類いのものは記念、思い出みたいな何かしらに関係するものが良くてなんとなくで買うのもな~、と思っていたからとてもうれしかった。
何でこんな話をしたかというと、今までたくさんの身の丈に合わないものをもらってきた。もちろん貰えるものは貰っとけ精神は多少なりとも僕にもある。でもあまりにも大きすぎた。
僕がバレエをやっていたという話が2,3つほど前の記事で出てきたと思う。確か全国レベルの賞をいただいたと書いた。書いてなかったら申し訳ない(笑)。まあもらったは良いけど僕は最低限、レッスンの場でしか練習しなかった。他の友達、主にH、Nは家でもちろんしていたし、オーバーワークと言われながら練習期間でも他の大会に出場して結果を残してた連中だ。
そんな友達の足を引っ張りながら僕はおこぼれをもらっていた。そのおかげで高校入試の備考欄にその成果がかけたり、地元では僕しかいなかったからレッスンをしてお金をもらうことだってしていた。全く還元できていないんだ。情けない話だよね。
高校生の時、一度HとNの出る講演を見に行った。二人はそのときにはもう一緒には活動していなかったがたまたま同じ講演に出ることになったらしい。もうその時点で、現地でかち合う、昔は仲間今は好敵手みたいなのがすごくうらやましかった。パンフレットを見てこの感情を抱きながら見た。すごかった。感動と後悔がとてつもなかった。本来は踊る項目のストーリーや登場人物の受け取り方とか見なきゃいけないところは多くあるが、そんなもの度外視で自分勝手に見ていた。
僕は先ほど何も返せていないと書いたが、返そうが返さまいがさほど変わらないのだ。つまり、ぼくが関与する必要も無い、完全に蚊帳の外で無関係な第三者ということを完全に分からされた。そもそもの話、僕はもう活動していないのであって、そんなことは当たり前なわけだ。しかし楽観的で、図々しい僕はなにか恩返しできないか(これも罪悪感からなる身勝手なもの)、そんな気持ちだったわけだ。
しかも気持ちの悪いことに続けていれば...、というような悔しさだった。違うだろうと、あいつらは僕のやっていることは当たり前で、自分の将来を見据えながらプラスアルファで努力し楽しんでいるのであって、僕のような仲良しこよしの世界は眼中にないのに。
いまHは大学に行かず上京して、Nは大阪で二人ともバレエを主に食っていく手段として頑張っている。ぼくはそんな友達となれ合いたかっただけなのだという嫌悪感が増すわけだね。
もう関わることは無いと思うし、極力邪魔はしたくない。そのために僕がすべきなのは自衛も含めて陰ながらこっそり応援するだけだ。
僕の大好きな漫画「ブルーピリオド」にサッカーのワールドカップを中継で見ていてゴールを決めたのを主人公たちが見て喜んでいるシーンがある。そこで主人公がこの喜びは誰のものなんだと自問するシーンがある。まさにそれで、自分の抱いた感情は自分のもので、それは他人にも当てはまること。誰かに押しつけがましくするものではないと。僕のしたかったことは単なるお節介だと言うことにやっと気づく訳だ。というか気づいていたけど目を背けてたってことだね。
大学でも「俺の友達が~」みたいな友達自慢大会があった。正直馬鹿にしていたが、それは同族嫌悪なことに書いてて気づいた。全然まとまっていないけど書いてみると自分の気持ちは整理されるもんだね。
つたない文章だし思ったことを書いてるだけだけど、もう少し続けていこうと思う。あと前回は特にひどかった(笑)。ごめんなさい。
てことでまたよろしく御願いします。
ほなまた~