NO.6
NO.6は、あさのあつこさんの近未来SF小説を原作としたコミカライズ作品です。
理想都市NO.6に住むエリート少年・紫苑と、彼を匿った謎の少年・ネズミの運命を描いています。NO.6の裏側に隠された秘密や陰謀に巻き込まれた二人は、互いに惹かれながらも、生きるために戦っていきます。
NO.6の舞台となる理想都市NO.6は、東京の西部にあるという設定です。
原作小説では、NO.6の外側にある西の森は多摩丘陵、東の森は武蔵野台地とされています。
登場人物の名前は、ほとんどが花の名前から取られています。例えば、紫苑はスミレ科の花、ネズミはネズミノヒゲの花、サフランはユリ科の花、カリンはバラ科の花、ルリはルリマツリの花などです。
漫画NO.6は、講談社のARIAにて2011年から2014年まで連載されました。全9巻で、木乃ひのきさんが作画を担当しました。
原作小説のあさのあつこさんが自ら漫画化を希望した作品で、あさのあつこさんは、木乃ひのきさんの作画について「紫苑とネズミの表情が素晴らしい」と絶賛しています。
2011年にテレビアニメ化もされました。全11話で、紫苑役は梶裕貴さん、ネズミ役は細谷佳正さんが声優を務めました。
タイトルは、理想都市NO.6の名前にちなんでいますが、実は他にも意味があります。 あさのあつこさんは、NO.6を「No. 6(ナンバーシックス)」ではなく「NO. 6(ノー・シックス)」と表記することで、「NO(否定)」と「6(六芒星)」のダブルミーニングを狙っていたそうです。
NO.6は、ディストピアや友情、恋愛、人間性などのテーマを扱った作品です。
紫苑とネズミの関係や、NO.6の真実に興味がある方は、ぜひ読んでいただきたい作品です。
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