夏休み、家族で海水浴

小学生の頃 毎年のように県内の海へ
家族4人で出掛けていた。
夏休みといえば海水浴という感覚で決まった
海水浴場に出掛けて近場の駐車場に車を停めて

姉と母を置いて、親父と2人でいそいそと
浮き輪を抱えた餅屋が先に砂浜に
シートを敷いて姉と母を待ち着いたと同時に
ヨーイドンで貴重品を預けて
親父と海に泳ぎに行き泳げない餅屋は浮き輪で
ぷかぷかと浮いてその近くを親父が泳いでいるが浮き輪のロープがついてる部分を
引っ張りつつそのまま沖まで連れて行かれて

子供の足が届かない位置まで連れて行き
息子以上にはしゃぎこちらの浮き輪に少し
捕まり休みつつ、あれここら辺は海水が
温かいなと自分で用を足してるにも関わらず
素知らぬ顔で言ってきて離れようにも足が
届かず沖で逃げられず結局波に押される形で
砂浜まで無事戻り一旦母と姉がいる所に戻り
お互いに交代で貴重品を見たりしていたが

戻る途中に砂風呂の要領で1人を砂で埋めて
盛り上がったりしてる人がいたりする中
砂浜に流れ着いた、海藻のまとまった奴を
頭に乗せたり悪ふざけで海パンの中に
入れられたりしてる若い人たちを見てると

親父がこちらにだけ聞こえる声で「いいか、
あーゆー海藻は小さな虫とかがいっぱい
付いてて汚いから、お前は絶対触るなよ」と
その時はその言葉を胸に刻んだが、
さっきまで息子の近くで用を足して素知らぬ顔
してる奴が何を汚いとか言ってんだよと言う
感情が湧き出た。

その後海の家でかき氷やラーメンなどを食べて
夕方まで遊び途中コンビニに寄り
お酒や夜食べるカップ麺などを買い込んで
その当時働いていた親父の会社の社員が
自由に使える別荘に向かい、管理人の方が
BBQの準備をしていてくれてその後BBQを
家族で楽しんで、夜を過ごして、次の日の朝
管理人さんが朝ごはんを用意してくれていたが

シンプルな目玉焼きに味付けのりに納豆に
味噌汁とウィンナーの焼いた奴などのシンプルなメニューだが、その時に小学生の餅屋が
びっくりしたのは、味噌汁の具材に伊勢エビが
入っていて出汁も取れるようにと殻ごと
使われていたのがかなりの衝撃だった。
今考えると贅沢な味噌汁だが
その時は食べづらいし邪魔な海老だなとしか
思えなかったとさ。

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