4月9日火曜日夜
仕事が終わりロッカールームへ行かず
休憩所で少し、午後の紅茶を飲み
お菓子をつまんで今日の野球の結果を見て
少しぼんやりしつつ、重い腰を上げて
ロッカールームへ
久しぶりに会社の眺めのいい所へ行ける
扉を開けてみた
重い扉を押し開けてみたら
一気に春を忘れさせるくらいの寒い風が
吹き込んできてすぐさま閉めた。
いつか忘れてしまったが、かなり前に
仕事終わりに1人で皆が行くロッカールームに
行かず休憩所でみんなが着替えて各々帰る
タイミングを見計らって、時間差で
ロッカールームへ行っていた
その時にその扉を開けて、ぼんやりと
マンションや車の灯りや
はたまた大きなタワーのネオンを見て
癒されていた、ある程度すると
我に帰り、扉を閉めて
階段を降りてロッカールームへ
その時階段を一段ずつ降りながら
休みの日にビル群などのネオンなどを
見に行こうと考えていたが
現実は、休みの日になったら
ずっと布団の中でその時
思っていた、ビル群のネオンは
忘れて、部屋の天井にぶら下がる
紐を引っ張って、つけたり消したりする
灯りの豆電球のほのかな光だけを見ていた。
時間が経ち、今になると
そこまで夜景に心が癒されていた時の
気持ちは思い出せない、思い出さない方が
自分の為だなと心に蓋をして
長い階段を降りていき、ロッカールームへ
歩みを進めた。