速くなりすぎるデメリット
この【速くなりすぎる仕事術】を読むにあたり、
注意があると思いました。
それは、仕事が速くなりすぎると、
別の人がやったときや、後輩がやるときに、
普通にやっていても「遅い」と言われることです。
私自身も経験があります。
他の人がやりやすい方法を考えてやっていたら、
別の人に「それをあなたがやったら、他の人もやらなくてはならなくなる」と言われたのです。
速く楽に作業をして、余った時間で、
他の人も楽になる方法を考えてやっていたのですが、
別の人には、そんな余裕がありませんでした。
なので、全体のことを考えて、
それをすることをやめました。
仕事を「速くやりすぎる」と、
他の人から文句を言われることがあります。
「本当にちゃんとやっているの?」と言われたこともあります。
1人でする仕事なら、
いくらでも速くしても文句は言われません。
でも、楽にすることは良いですが、
誰かと仕事をするときは、
速くやりすぎるのも考えものです。
「これ以上速くするのもなあ」
というところまでいったら、
「これをもっと楽にする方法はないかな?」
と考えましょう。
それが、結果的に楽につながることになります。
例えば、備品の補充という仕事があります。
その補充の箱の大きさがどうやって決められたかわかりませんが、
だいたい200枚から300枚入ります。
それが減っていったら、忙しい中でも、
補充担当の人は補充しなければなりません。
その箱がもう少し大きければ、
その補充が半分以下になります。
1日に使う枚数がだいたいわかっていれば、
その場所に置くことで、補充すら不要になります。
長いことその作業をしている人にとっては、
「こうしたらいいのに」ということが山ほどあります。
でも、たいてい責任者に言っても、変わることはありません。
その作業が半分の時間になるとしても。
仕事場の環境を変えることは難しいので、
自分の仕事を徹底的に楽にして、
「あれ?今日仕事したかな?」という毎日にしていきましょう。