Googleドキュメントの使用感
Googleドキュメントを使う
先日、職場の後輩と共同で簡単なレポートを作成する機会がありました。
Wordでも良かったのですが、最近明治クッカー様の動画を見ていたこともあり、Googleドキュメントの使い勝手を試すいい機会と思って試してみました。
いいところ
ファイルがむだに増えなくて良い。
これは本当に便利でした。Wordだと最初に書いた人が相手にファイルを送り、受け取った人がそれに追記して、そのファイルをまた相手にメールで送って…と、ファイルを送り合うので修正するたびにファイルが増殖していました。これが実に煩わしい。
Googleドキュメントはクラウド上にファイルが1つで、それを両者で修正し合うのでファイルが増殖することもメールで送る必要性もないのはとても楽でした。
また、気になる表現についてコメントを残せる(Wordにもあるかも)のもいいですね。
動きがサクサク
Wordに比べて挙動が軽くて気持ちがいいです。今回はしなかったですが、職場のPCでもログインすればすぐ続きができるフットワークの軽さもいいですね。
自動保存してくれる
これも非常に快適。慣れすぎるとOfficeソフト利用時に保存を忘れそうです。怖い。
いけてないところ
行間が狭い(デフォルトの書式が使いにくい)
めっちゃ狭くて驚きました。ネット上の情報を参考に自分で直して事なきを得ました。ちなみに行間はデフォルトで設定できないので、ファイルを新規作成するたびに毎回変更しないといけないようです。これはかなりメンドくさい。
これはデフォルトの行間。1.15になっています。
これを1,6にするとこのように。読みやすくなります。
ただし、設定が細かくできますし、設定変更自体はWordよりもわかりやすい印象。ネット上にはテンプレートがたくさん出ていますので、試行錯誤するのも悪くないのか?
リボンが使いにくい
Wordに慣れているからだと思いますが、項目が少なかったり、隠れていて直感的ではないです。まあ慣れかと思います。Wordは多機能だと改めて思いました。
印刷機能がダメダメ
今回の印刷はA4一枚で問題なくできましたが、別件で二段組にしたテキストを印刷してみた際は勝手に文章間に空白が生じていました。5枚に収めた原稿が6枚になってしまって使い勝手が悪かったです。
もちろん書式をPDFにして、文字ずれがないと言われている「M PLUS 1P」というフォントを使用したのですが、やはりダメでした。印刷プレビューではズレていないので、印刷するまで成否がわからないのはちょっと使いにくい。
Googleとしては印刷はあまり想定していないんでしょうね。きれいに印刷できたこともあるのでなんとも言えないですが、ネットの情報からみるに印刷に関してはあまり期待できないのかもしれません。
総評
ダメだししたことの方が目立ちますが、「ファイル数が増えていかない」という点だけでも気に入りました。機能が少ないのも「シンプル」と表裏一体ですし、マルチプラットフォームなところも職場に端末を持ち込めない私の職場にマッチします。それと、よく言われているように連携機能がとても優れています。
でも、1人でテキストを作る分にはWordと比較して優位なところは少ないように感じました。もちろん、Googleドキュメントは無料なので比較するべくもないわけですが、OfficeがあるならWordでいいかな、とも思ってしまいました。
でもMicrosoft Officeを使うのは職場への年1回の自己評価の提出とか、臨床研究の報告書とか、なので、このあたりをうまくかわせればGoogleのアプリでいけるのかもしれません。
今年は学校にChromebookの浸透がグッとすすむなど、Googleの存在感が急速に高まっているように感じています。
小学生の頃にGoogleに慣れ親しんだ子どもたちが成人した頃には、OfficeソフトがMicrosoftからGoogleになっている可能性がありますね。
個人的にはMicrosoftよりもGoogleの方が好みです。今年はGoogleのOfficeソフトを意識的に使ってみようと思います。
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