借金
少し前に金持ち嬢さんというタイトルで書いた内容。あれは詐欺だったかもしれない。
今となっては確める為には60,000ドルをドブに捨てる勇気が必要で、もしそれが詐欺でなかったならば大金持ちになっていただろう。
ただ私にはそんな資産も信用も持ち合わせがなかった。残ったのは400万円の借金だけ。
今思えば昔からだったような気がする。ワクワクして確かめたい、知りたいと思った時冷静さは消えて、根拠がなくても突っ込んでいく。
子供がしていたら叱られはするが微笑ましくもある。今私の年齢は40歳だ。
こんな時にそんなこと言っている場合かと自分でも思うのだけれど、私は出会う人にかなり恵まれている。友人によく生きてこられたねと言われるくらい抜けているところがあるし、40で好奇心から400万円の借金をするくらいバカだ。それでも付き合ってくれる友人がいて、それでも相談にのって助けてくれようとする会社の上司や話を聞いて動いてくれようとする家族、こんな話を高い授業料だったなとはじめは叱りながらも、優しく話を聞いてくれてお金を貸してくれる父がいる。
自分を大切にしてくれている人たちがたくさんいるんだから、そんな自分をこんななんていうのは失礼だと思わせてくれる。
僕は自分といてくれる素敵で大切な人たちが喜んでくれるようなものになりたい。
だいたい残り半分くらいはあるかもしれない人生を全力でそれに、好きな人たちが笑顔になってくれることに費やしたい。
大事な人に胸を張れる自分であろう。