見出し画像

普通列車 日本縦断 3,099km[3日目]駅の宿ひらふ

最北端駅である稚内から終着の枕崎まで12日間かけて普通列車で縦断した鉄道旅3日目、札幌からスタートです。


[1日目]稚内→旭川
[2日目]旭山動物園


札幌

宿から札幌駅まで少し距離があるのですが、散歩がてら歩くことにしました。

テレビ塔

散歩するのに心地よい、ちょうど良い寒さです。
札幌は小学校の時に家族で来た以来かもしれない。あの時も父の運転する車で福岡から北海道まで1週間かけて縦断する移動がメインの旅行でした。血は争えんのである。

時計台

前に来たときは、巷でよく言われるような時計台の小ぢんまりさに「はっ?コレ?」とがっかりしたものだが、改めて見ると全然悪くない。この四方をビルに囲まれながらも変わらずに大切にされてる感じも、趣があって良いじゃないか。

歴史や振り子時計に興味が湧いたけど、早朝で中に入れなかったのが残念でした。

そしてここでトラブルが発生します。駅に着く手前でポロっと足元が何か外れた感触がした。

は?????

目を疑った

靴底が取れとるやないかーーーーーーーーい!

ブーツの靴底にヒビが入り前半分がポロっと取れて逆健康スリッパ状態になっていた。早朝で店も空いてないし修理屋ですぐ直るようなもんでも無さそうなので、そのままとりあえず電車に乗ったは良いが茫然とした。
先は長いのにここで靴が壊れるなんてアホか!ちくしょう!

小樽

ドンキとかあるわけ無いよな…と思ったら、何と駅前に!!!!嘘みたいな展開。ここでコンバースもどきを1400円で購入。文句は言えんが靴底がペッタペタやんけ…しかもスカスカで寒い。履いていたブーツの優秀さを思い知る。
更にここでカメラのバッテリー切れ。3日目にして早々に2つの戦力を失い、ただの地味に重ウザい荷物と化した、辛い。

気を取り直して小樽運河をブラリ。今日はよく歩きます。

iphoneSE(初代)だって何とかなる!
びくドン史上一番カッコいい店舗
このアングル気に入ってる

駅の宿ひらふ

小樽を出て倶知安で12:35長万部行きに乗り換えます。
ここから先は本数が激減(次は16:55)するせいか、ものすごく人乗ってて驚きました。スキー客でも無さそうだったな…みんなどこへ向かっていたのか。
私は次の比羅夫駅で下車します。

駅の宿ひらふ

今日の目的地はここ!何と日本でも随一の泊まれる駅なのです。

丸太の椅子はオーナー作

ルートを調べてる時にたまたま見つけたのですが、秘境駅に泊まれるなんてスーパーロマン!最高でしかないのでソッコーで予約しました。
鉄オタ道子の1話にも出てましたね〜。

https://tver.jp/lp/episodes/epj6v4061z?p=375

チェックイン時間には早かったけど、到着時間を伝えてたんで入れてもらえました。しかも、今日の宿泊客は私だけらしく貸し切り状態です。まじラッキー!!!結構こういう事あるんですよね。

遠慮なくリビングを占拠

時々やってくる観光客が珍しそうに中を覗いてくのが若干恥ずかしい(苦笑)
窓から入るポカポカ陽気がたまりません。今日はどこも行かずに満喫するぞ〜!

遠くに見えるは羊蹄山

2階のお部屋からはホームが見下ろせます。素晴らしいロケーション!

列車が近づくとお知らせしてくれる親切設計

時々外に出て写真を撮ったり。自由気ままに過ごします。

ぼっち旅サイコー
あっという間に夜はふけていく
豪華ディナー風

倶知安のAコープで適当に買った惣菜で晩酌。白い恋人ビールは小樽で買った。ビールにチョコレートっぽい甘い香りが後からやってくる感じかな?滅多にビール飲まないから良し悪しは分かりません。分からんのかい。

ずっと眺めていたい

時々オーナーさんが暖炉に薪をくべに来てくれるんだけど、建物全体が良い感じに暖かくなってて暖房やストーブを別で付ける必要もなく、メッチャ心地良かったです。いいなぁ暖炉。

秘密基地のような寝床

充分にまったりできたはずなのに、ちっとも足りなかった。
残念ながら北海道新幹線が2030年に札幌まで延伸すると共に、函館本線の長万部~小樽間は廃止になってしまう。この広大な土地を走る鉄道を存続させるのは本当に難しいんだなぁ…時代の流れとは言え悲しい。

さぁ明日は始発から動きます。

つづく




いいなと思ったら応援しよう!