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普通列車 日本縦断 3,099km[1日目]稚内→旭川

最北端駅である稚内から終着の枕崎まで
12日間かけて普通列車で縦断したお尻絶対死ぬマン春の鉄道旅の記録です。

神に憧れて…

鉄道YouTuber界の神、スーツさんの日本縦断動画を見て、同じ日本なのに目まぐるしく季節を変えていく車窓にめちゃめちゃ感動!私も旅をしながら季節の移り変わりを感じたいなぁと思いました。

この動画では北海道から鹿児島まで、たった5日で縦断してしまう鬼畜スケジュールだけど、オバフォーには流石にキツイので2種類の乗り放題きっぷ北海道&東日本パス(7日)青春18きっぷ(5日)を活用した工程で12日としました。それでもかなりハードでしたが汗
ちなみにこの動画は2018年のもので、現在は夜行が廃止になったり肥薩線が長い眠りに入ったり、ダイヤ改正も絡んで5日間での縦断は実質不可能になった模様。世知辛いですなぁ。やらんけど。

時は3月下旬。マンボーは解除されたものの感染者数が高止まり状態だったので微妙な時期ではありましたが、黙食ならぬ黙乗り?と人の少ない時間帯を狙って移動するなど対策を心がけました。あと12日と長丁場になるので体調管理も万全に!

最北端 稚内駅

そして私は最北端に。
前日に稚内に入り駅前のゲストハウスに宿泊。始発に乗るべく稚内駅にやってきました。せっかく来たのに最北端をこれといって感じることなくお別れです。

まだ5時だけど明るい最北端。
最北端の駅の表示

始発5:21名寄行きに乗車します。

ドアが2重になってて外気が全く入って来ない仕様

力強く唸りながらズンズン山道を進んでいたのですが、急に減速して警笛を鳴らし始めました。まだ駅じゃ無いよな…?と思って覗いてみたら、鹿が横切っている所でした。話には聞いてたけど実際見ると感激です!

慌てて逃げていく姿が可愛かった

旅の始まりには最高の素晴らしい夜明け。見たかった一面の銀世界がオレンジ色に染まっていく様がキレイです!

朝ごはんの組み合わせの悪さよ

昨夜スーパーで買った飲むヨーグルトがパルテノ並みに濃厚でビッグサイズにしたことを後悔…

音威子府駅

7:40音威子府駅に下車。道の駅がオープンする9時半まで時間を潰します。

道内でも屈指の豪雪地帯
「おといねっぷ」と読む。読めないの宝庫、北海道。

って、こんな雪深い駅でポツンと1人、店も空いて無いのに大丈夫か?と思うでしょう。凍死するんちゃうかと。しかし心配はご無用!!!

至れり尽くせり

キレイな小上がりの待合室にコンセント完備、何とWi-Fiもビンビンに飛んでるんですよ。Wi-Fi大事!!まじ大事!!

脱線しますが初めて18きっぷで旅行した時、予定ミスって極寒の無人駅で待機する羽目になりスクワットしながら寒さに耐え仕事した思い出があります。テレワークの先駆けですよ今思えば。

話を戻して…

誰もいないし超快適だわぁ〜と作業してたら、どこからともなく若者がワイワイ現れて、途端に待合室は活気に溢れメッチャ戸惑いました。

幻のように消えていく若者たち

そして、すぐ来た特急にみんな吸い込まれて行った。一体何だったのか。
バスセンターも兼ねてるみたいだし何らかの拠点になってるのかな?知らないとめっちゃビビるな。

北海道&東日本パス

駅の窓口が開いたので、ここでやっと北海道&東日本パスを購入。実は稚内出発時まだ窓口が空いてなかったので買えなかったのです、ぴえん。

夢のきっぷゲット

11330円で7日間、北海道から関東までが乗り放題になる夢のきっぷであります。1日あたり1600円ちょいなんて頭おかしく無いですか。ありがとうございます!!!

音威子府そば

道の駅が空いたので、併設の食堂で名物の音威子府そばを食す。
店内は私だけ。平日の朝からそば食う奴なんてそうそう居ないか。

店員さんオススメのかき揚げ

麺が黒いのが特徴らしい。喉越しを楽しむというよりそばの香りを楽しむ感じのしっかり系かな。シンプルで美味しかったですよ。そば好きの夫に送ったら、美味しかった!って喜んでたので正解でした。

天塩川温泉

次の電車まで時間がたっぷりあるので、9:20発の地域バスに乗り一駅先にある天塩川温泉へ。このバス無料で乗ることができる村内巡回バスなんです!乗るときに出てきたステップに気づかずスネを強打してしまった(涙目)

天塩川温泉は露天風呂もあるのに400円と良心価格。自由に使える休憩所もあり、電車の時間までゆっくり寛いだ後は、10分ほど歩いて天塩川温泉駅へ。道中の景色が最高でした。

真っ白
静かで澄んだ空気が気持ちいい
天塩川温泉駅

いやぁ、いいです。こういうポツンとした駅、大好きです。屋根が星型みたいにとんがっててたまりませんよ。

13:22名寄行きに乗車。さらに快速に乗り換え16時前には旭川駅到着。

旭川の夜

晩ご飯はマップで適当に調べて美味しそうだったスープカレー屋さんに行った。独特の雰囲気を醸し出すおばちゃまが切り盛りする、ジャズが流れる洒落たお店。店内には常連なのか店員なのか良く分からない謎のおばちゃまがもう1人カウンターに鎮座していた。

豆餅の入ったスープカレー

にんじんがメッチャ柔らかくて、適当に決めたわりに結構美味しくて大満足でした。

どこから来たの?と聞かれたので鹿児島、と答えるとびっくりされた。
「鹿児島といえば…ねぇ、知ってる?アイスの白くまって鹿児島が発祥なのよ」
「え?旭川じゃないの?」
っていうおばちゃま同士のやりとりに和んだ。

確かに旭山動物園あるしその方が自然かもしれない…笑

続く

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