いぬらぼ2(ゲル編①)突き刺しとムチの勝率の変化
前回のゴーレム編の変な研究はちょっとした遊び。ここからが本番です。
今回はゲルの突き刺しとムチの比較です。それぞれの技の性能は以下のようになっています。
突き刺し
コスト11 火力14 命中0 CR5
ムチ
コスト14 火力14 命中6 GD5
コストとクリティカル率では突き刺しが勝り、命中率とガッツダウン効果に分があるのがムチという感じですね。ちなみに評価値はG11の場合突き刺しが575、ムチが514となっており、G12以下の全ガッツ回復帯でも突き刺しの評価値がムチを上回っています。したがってダメージ効率だけを見れば突き刺し>ムチであり、評価値が高い技を主力にして攻撃するのがセオリーなわけですが、この評価値にはガッツダメージが考慮されていません。
その理由は、ガッツダメージは±5の変域を持ちながらも固定値であり、その刺さり方は相手のガッツ回復によって変わるため、数値化して評価することが困難だったためです。よってガッツダメージが違う技の比較は、評価値だけでは判断できません。そこで簡易相性判定表を使い、突き刺しを主力にした場合とムチを主力にした場合で、残り15秒時点でリードしている確率(以下、リード率)の変化を表にしてみました。なお、今回調査したのは最高評価値の技が突き刺しになるG11~13の個体を使用した場合のみです。G14以下は最高評価値の技がG・キューブ2となるため調査の対象外としています。
【表の見方】
相手:相手のガッツ回復。相手種族によっても確率が変わってくるため全パターンを調査することはできませんが、この表ではG6=メタルナー、G7=ピクシー、G8~13=ナーガ、G14以下=ドラゴンとしてサンプリングしております。
突き刺し:突き刺しを主力にした場合のリード率(単位:%)
ムチ:ムチを主力にした場合のリード率(単位:%)
差:2つのリード率の差
【注意点】
双方とも、ストレス型(ワル・人気100・ストレス100)という想定のもと計算しています。
【調査結果】
ほぼすべてのガッツ回復帯において、ムチを主力にした方が勝率が高いという結果に。特に相手が重量級になるほどムチのリード率の方が高くなるため、微ガッツダウン効果がいかにバトルにおいて重要かというのが、よくわかる結果となりました。