文具はさみの日

一時期、はさみをよく購入していた。
というのも、よさそうなはさみを見つけるも、すぐに壊してしまう事件が多発したからだ。

1本目は引越しで大量にガムテープ切ってダメにした。″手でちぎればいいじゃん″とお思いかもしれないが、ただでさえ段ボールに手の水分を奪われていて、その上でガムテープをちぎる元気は、私の手には残っていなかった。

2本目は造花の茎をガシガシ切っていたら刃がダメになってしまった。これに関しては使い方が悪かったと大変反省している。

そういうわけで、私が怪力なわけでは決してない。運が悪かったというか、使い方を誤ったというべきか。

現在ハサミは4本所持していて、基本的に使うのが2本、持ち運ぶ用が2本。
持ち運ぶ用、このあいだ(と言ってもだいぶ前かも)たたむとメガネになるハサミを見つけて、あまりのかわいさに購入してしまった。
基本的に使う用、１本はがっしりしていてなんでも来い！タイプと、もう一本は細身で細かい動きが得意なタイプ。見た目が刺さってお迎えしたけど実用性も兼ねていたときの喜び…！
文房具屋さんのレジにも同じハサミがあるのを見つけて嬉しく思っていたのは秘密です。

たかがハサミ
されどハサミ

お気に入りのハサミを使うことで、ハサミを使うシーンが楽しい瞬間へと早変わり。
お気に入りの道具はこれだから大事だ。

きっと素敵なハサミはまだまだたくさんあるんだろうな。
ハサミもまた、沼をたゆたえた世界なのである。

えりぴ