マグカップ

冬に大活躍のマグカップ。
誰かからもらったり、どこかで一目惚れしたりして手元に集まってきたマグたち。
それぞれ形や柄が違って、それぞれに思い出や思い入れがあって、あたたかな飲み物とともに心をほっとさせてくれる。

ちょうど今使っているのは、数年前にディズニーとのコラボレーションでCath Kidstonから発売されたプルートのマグカップ。姉にもらったものだ。
鮮やかすぎず暗すぎないブルーと白の水玉模様に丸みのある持ち手、こちらをひょっこり覗くプルートがとても可愛くて、今でもお気に入り。
母が淹れてくれたハーブティーを飲みながらnoteを書くこの時間はとても贅沢なものに感じられる。

同じお茶を飲むのでも、自分が気に入っているマグカップで飲むのとそうでないのとでは違いがあるような気がする。
手に取るときに少し気持ちが上がったり、はたまたひどくほっとしたり。
もちろん何気なく使って、何気なく洗って、何気なく仕舞うことだってあるけれど。
ふとした瞬間にその存在があってよかったな、と感謝したくなる。
お気に入りの自分だけのマグカップがあることで、なんだかここにいていいよと言われている気持ちになったりもする。この感覚、お皿より器よりマグカップが一番強く思うのだから不思議。

時を重ねるにつれ、出会いと別れとまた出会いがあって、自分の好みも趣味も少しずつ変わっていくけれど、今手元にある大切なマグカップたちを大切にできること、それはとてつもない幸せなのかもしれない。

えりぴ