はじめに
PJCSお疲れ様でした。
今大会ではレジギガスを使用し、最終戦績7-3で予選ラウンドを完走する事が出来ました。
記念に備忘録としてデッキの構築経緯や各カードの採用・不採用理由、各マッチアップの戦い方等を書き残しておきます。
また、今後の環境次第では2023シーズンでも活躍を見込めるデッキタイプであると考えている為、今からでもレジギガス使ってみたいという方は是非ご一読下さい。
本当はこの記事で小銭稼ぎをしようと思っていたのですが、レジギガスが優勝しリストが公開されてしまったので、投げ銭形式で公開します。
環境考察・実際の分布
デッキパワーではなく分布でランク付けしています。
同Tier内はothersを除いて左側の方が多い印象です。
基本的にはよくある環境予想を行いましたが、デッキの調整を全てPTCGOで行っていた為、海外で流行っているレジギガスとディアルガの評価が1Tier高いです。
実際の分布は下記のようになっていました。(公式配信より)
DAY1 マスター 1600人
オリジンパルキアVSTAR 30%
ミュウVMAX 20%
ヒスイゾロアーク 10%
ジュラルドンVMAX 5%
アルセウスVSTAR裏工作 4%
ハピナスVミルタンク 4%
DAY2 マスター Best64
オリジンパルキアVSTAR 45%
ミュウVMAX 20%
ハピナスVミルタンク 8%
ジュラルドンVMAX 6%
レジギガス 6%
ヒスイゾロアークVSTAR 3%
オリジンディアルガVSTAR 3%
デッキ選択経緯
上のTier表で挙げたTier2以下のデッキは、パルキアVSTARとミュウVMAXそれぞれどちらかに有利に戦えても、もう片方には安定して勝てない印象でした。
対してレジギガスというテーマはパルキアVSTARとミュウVMAXを一撃で倒す事が出来、サイドの進行も遅い為、順当に回れば基本的に有利であると考えています。
代わりにTier2以下のデッキ、主にジュラルドンVMAXやノコッチ入りのアルセウスVSTARに対しては、デッキのシステム上非常に厳しいマッチングを強いられる事になります。
ですが以下のグラフに示したダークファンタズマ環境におけるシティリーグのデッキ分布を見直した際、ある事に気が付きました。
Tier2に位置するジュラルドンVMAXとアルセウスVSTARの分布は合計しても12.2%しかおらず、これはJCSの10回戦においてどちらか1回程度しかマッチングしない事と同義になります。
以上の事から、今回の構築ではパルキアVSTARとミュウVMAXに対して安定して勝てるようにデッキを構築し、逆にジュラルドンVMAXとアルセウスVSTARの対策カードは一切採用せず、マッチングしない事で対策することにしました。
またパルキアVSTARやミュウVMAXを握る選択肢もありましたが、ミラーマッチにあまり自信が無かった事や、先手後手における有利関係が大きい事もあり、強豪プレイヤーがチーム単位で練り上げてきたリストとプランニングに太刀打ち出来ないと考え、使用を断念しました。
当日使用したデッキリスト
当日使用したリストです。
サポート以外でもドローに繋がるカードを大量に採用しました。
これらのカードを採用する事で、序盤から中盤は安定して盤面を形成する事が出来、ツツジからの復帰にも強くなり、毎ターン安定して技を宣言できるように構築しました。
レジギガスデッキと銘打ってはいますが、実際はレジエレキがメインで技を使っていく構築になっています。
採用カード解説
ポケモン
グッズ
サポート
スタジアム
エネルギー
採用検討カード解説
机上の空論で採用を見送った訳では無く、調整段階から全て使用し採用を見送ったカードなので、具体的な不採用理由にも触れながら紹介します。
また、今回使った前のめりな構築に不採用であっただけで、他の構築では強く扱えるカードであることをお含みおきください。
各マッチアップの戦い方
VS パルキアVSTAR
VS ミュウVMAX
VS ヒスイゾロアークVSTAR
VS ジュラルドンVMAX
VS アルセウスVSTAR
VS ハピナスVミルタンク
VS レジギガス
当日のマッチング
パルキアVSTAR 後攻 6-2 〇
ミュウVMAX 後攻 6-5 〇
アルセウスVSTAR 先攻 4-6 ✕
ミュウVMAX 後攻 5-5 ✕
ミュウVMAX 先攻 6-0 〇
ミュウVMAX 後攻 6-2 〇
パルキアVSTAR 後攻 6-5 〇
ゾロアークVSTAR 後攻 6-3 〇
パルキアVSTAR 先攻 6-1 〇
パルキアVSTAR 後攻 5-6 ✕
デッキ選択経緯に記載した予測通り、10回戦の内でジュラルドンVMAXには1度もマッチングせず、アルセウスVSTARのみ1度だけマッチングしました。
正直このマッチングなら9-1以上を目指せたので、7-3という結果には悔いが残ります。
負けてしまった試合は3ターン目までに任意の技が使えず、最終的にあと1ターンあれば勝てた試合だったので、序盤にいかにしてエネルギーをトラッシュし盤面を作るかがこのデッキの課題になりました。
改善版デッキリスト
Out
ハイパーボール1枚
マリィ2枚
スピード雷エネルギー1枚
In
シバ2枚
エネくじ2枚
採用カードの欄で記載したマリィ2枚と、少し過剰に感じたハイパーボールとスピード雷エネルギーをそれぞれ1枚ずつ減らしました。
エネくじに関しては調整段階であまり試していなかったのですが、実際に使ってみると痒いところに手が届くカードで、デッキの改善点である序盤に任意のエネルギーに触れない問題を緩和してくれました。
また、キャプチャーエネルギーとスピード雷エネルギーにも触る事が出来るので展開が伸びやすくなりました。
おわりに
最後までお読み頂きありがとうございました。
ご意見ご指摘、ご不明な点などありましたら、お気軽に当記事のコメント欄かTwitter(@Ricecake_Bread)のDMまでお寄せください。
本記事を通して少しでも多くの方にレジギガスの強みや魅力が伝われば嬉しいです。