旅行メモ「インドに着いてすぐインド人と口論した話」
2024年12月、インドに入国して早々、マジでクソむかついたことがありました。
忘れないうちに(怒りを込めて)メモしておきます。
※今回が初インドで、インドのことがよくわかっていない段階でイライラっとしたことなので、インドに行き慣れている猛者の方々からしたら「お前わかってないなあ…」案件だと思いますが。
デリー市内に向かう方法はタクシーやらバスやらいくつか方法があるのですが、今回は最も料金が安くて手軽で、だからといって決して治安が悪いわけではないーーというかむしろ良いーーと噂の地下鉄(エアポートエクスプレスライン)に乗って市内に向かうことにしました。
地下鉄の切符購入前に荷物検査とボディチェックのゲートがあって、これだけ安全対策しているなら確かに安心だな、と思いつつ、「これが荷物検査の列だよね?」って感じの列に並んで自分の順番を待っていたら、、、
どんどん割り込んでくるインド人。
「は?なにそれ?」とそれはそれで軽くイラッとしたのですが、
「まあインド人って順番の概念がないのかもしれないな。これがインドの文化・慣習なのね。そういえば中国人もスペースが少しでもあったらそこに割り込むのが普通だったなー」と、インド人と中国人は似てるなあ人口が多い国はそうなるんだなあという謎理論ですぐに冷静を取り戻すことができました。
★★★
デリーに入国してマジでクソイライラっとしたのは、切符購入窓口の対応に対してです。
切符購入にクレジットカードが使えるということを事前にネットで見ていたので、窓口に(絶対に抜かされないように一切のスペースを作らず前の人にビタっと密着して)並んで、窓口の男に「◯◯までの切符を1枚ください」と言ってクレカを差し出しました。
そしたら、男は「現金じゃなきゃダメだよ」と言うじゃありませんか。
え、そうなの?
でも手元を見たら日本でよく見る電子マネー決済の端末のようなものが置いてあって、その端末にはWi-Fiのマークを横に90度回転させたような例のマークが描かれているわけですよ。
「あ、こいつ嘘ついてやがる。面倒だからなのか、決済手数料とられたくないからなのかはわからんけど」とすぐに勘づいた僕は「アジア系の外国人を舐めんじゃねえぞ」モードになって急に全身の毛穴が開き始め、
「現金持ってないです。そこに電子マネー決済の端末ありません?それは何なの?クレカで払わせてください」と強気で要求。
しかし、男は「いやーこの端末は違うんだよ。キャッシュオンリー」と言うのみ。
絶対嘘ついてるだろまじムカつくなーと思いつつ、まあ仕方ないので長い道を歩いて空港まで戻り、日本円5,000円をインドのお金500ルピー札5枚(だいたい日本円で4,500円分)に両替。
長い道を歩いて再び地下鉄まで戻り、荷物検査とボディチェックの列だか何だかよくわからない列を積極的に抜かして割り込み、切符購入の窓口のさっきの男の元へと戻ったのです。
僕の目的地までの切符の料金は50ルピー。
僕は500ルピー札を渡しました。
男はパソコンでカタカタっと会計処理をした後、改札を通るためのQRコードが印刷された切符を僕に渡しました。
・・・
・・・
・・・
・・・・え?・・・終わり?
さすがに「え?お釣りは?」って顔をしたら、男はその後軽くおどけるような表情で僕にお釣りを返しました。
「こいつお釣り渡さないつもりだった?ムカつくなー・・・」そう思いつつ、列を離れてお釣りを数えてみると・・・
150ルピーしかないじゃありませんか。
あれ???
・・・あ、なぁるほど!
「もしかして外国人観光客は切符の値段が高く設定されているのかな。ほら、観光地ってそういうのありがちだもんね。知ってる知ってる。そっかそっかー」
と一瞬納得しかけたのですが、領収書の役割も果たしているであろう切符を見ると「50ルピー」と書かれているんですよ。
「アジア系の外国人を舐めんじゃねえぞ」モードの火が再びつきました。
「あ、こいつキャッシュオンリーって嘘ついただけじゃあく、お釣りまでチョロまかそうとしやがったな」と俄然沸き立った僕は、窓口で切符購入を待つインド人の列っぽいものを一挙に抜きさって列っぽいものに割り込み、
「お釣りが足りないのでちゃんと払ってください」と窓口の男に要求。
そしたらヤツ(爆)は「俺は100ルピー出せと言った。なのにキミは500ルピー出した。だからお釣りはないよ」と日本人の感覚からしたら到底理解できないインド理論を眉頭を上げながら披露し、残りのお釣りの支払いを拒否したのです。
はあああああ?と完全にブチギレたジャップの僕は「お釣りをちゃんと払え!」とさっきよりも大きな声で窓口の男に詰め寄りました。
そこでようやく男は仕方ねえなあという表情でお釣りを返したのです。
200ルピー。
いやいやいやいや日本人のこと舐めんのもいい加減にしろよ、
500-50=450ルピー
だよね?インド人は数学が得意なんでしょ?あと100ルピー足りないよねえええええ?
とブチギレた僕は「ワンモアハンドレッド!」と大声で叫びました。
窓口の男は肩をすくめておどけながら言いました。「お釣りのお金がないんだ」と。
んなわけないだろ、キャッシュオンリーって言ってるんだから、お釣りのお金がないわけはないだろ嘘つくな!「ワンモアハンドレッド!」と叫び続けるジャップ僕。
すると、さすがに見て見ぬ振りはできなくなったのでしょう。列っぽいところで切符購入のために群がっていたインド人の中のターバンを巻いた男性が「君はお釣りを受け取った後、いったん列を離れた。だからもうゲームオーバーなんだ」的なことを僕に囁くわけです。
いや意味わかんねえぞと思いつつ、(他にどう言えばいいのか英語力のない僕にはわからなかったのでとりあえず)「ワンモアハンドレッド!」を連呼し続けたところ、
横にいたもう一人の窓口の男が、(「この日本人おかしいぞ」と思ったのかはわかりませんが)「もう払ってやれよ」という表情をしつつ100ルピーをヤツに渡しました。
ヤツはその100ルピーを僕に渋々渡し、晴れて僕はお釣りの450ルピー(日本円で900円)を手に入れ、「ライヤー」という捨て台詞を吐いた後、現地のインド人からの冷たい視線を感じながら窓口を去ったのです。
★★★
その後、しばらくしてイライラがおさまった後、「日本人舐めんなモードに火がついた挙句ライヤーっていう捨て台詞まで吐いちゃった…顔覚えられてて後であの男に襲われたらどうしよう」と急に不安になったし、
ってかボディチェックのところで銃を持っていた警備員に連行されてもおかしくなかったかも…?と急に怖くなったし、
ってか450ルピーって900円でしょ?たかがそれくらい別にいいだろ勉強代でしょとアホらしく思えてきました。
電車に揺られながらGoogleで「インド お釣り」と調べてみると、インドでは少額紙幣が不足していて、高額紙幣を出されてもお釣りを払ってくれないことが多いようです。
インドについて事前にちゃんと調べておかなかった自分が悪かったんだなと反省。
そんな恥ずかしい話でした。
ただ、インドに入国して早々マジでクソむかついたのは事実なので、未熟だった僕のことを反面教師にしてほしいという気持ち、そして未熟な自分への反省の意を込めて、ここにメモしておくことにしました。
ただ、インドイライラ旅はこの後も続きます