船水上松ペアと林田島津ペアが強すぎるのってマズいよねっていう話【ソフトテニス界の発展を考える】
もちおのソフトテニスノート(月4回以上更新)
2019年12月31日 第2号
こんにちは。もちおです。
僕がソフトテニス界に対して思っていることを書きます。
★2019年現在、ソフトテニス界は一強な気が。
2019年12月現在、日本ソフトテニス界は一強状態になっている気がしています。
具体的に言うと、男子ソフトテニス界は船水颯人・上松俊貴ペア(YONEX / 早稲田大学)、女子ソフトテニス界は林田リコ・島津佳那ペア(東京女子体育大学)の一強状態ということです。
船水上松ペアは全日本選手権(天皇杯)で2連覇。
林田リコ選手は全日本選手権(皇后杯)で3連覇。(1〜2回目は宮下こころ選手とのペア)
ちなみに、主要な大会の結果をまとめてみるとこんな感じ。
船水・上松ペア
世界選手権代表予選会 準優勝
全日本選手権 優勝
船水颯人選手
全日本シングルス 優勝(3連覇)
全日本社会人 優勝(ペア:中本圭哉選手)
上松俊貴選手
関東学生シングルス 優勝
東日本インカレシングルス 優勝
全日本シングルス 準優勝
林田・島津ペア
世界選手権代表予選会 優勝
東日本インカレ個人戦 優勝
インカレ個人戦 優勝
全日本選手権 優勝
世界選手権個人戦 準優勝
全日本学生インドア 優勝
関東学生インドア 優勝
林田リコ選手
関東学生シングルス 優勝
全日本シングルス 優勝
東日本インカレシングルス 優勝
インカレシングルス 優勝
島津佳那選手
関東学生シングルス 3位
東日本インカレシングルス 3位
インカレシングルス 3位
船水上松ペアは社会人&学生のペアなので、ペアとしての出場大会は少ないですが。
林田・島津ペアの圧倒的な強さは、この結果からもわかると思います。
いやいや、ちょっと待って。女子は高橋半谷ペア(どんぐり北広島)がいるじゃないか…って思うかもしれません。
確かに、ダブル前衛の戦法をとる高橋半谷ペアは世界選手権の個人戦で林田島津ペアに勝って優勝を決めるなど、ハードコートやインドアコートでは林田島津ペアの対抗馬と言える気がします。
が、アウトドアのコートでは、正直、林田島津ペアを倒せそうな感じがしないです。
皇后杯の決勝の動画を見て、同じように感じた人も多いと思います。
2019年12月現在、男子は船水上松ペア、女子は林田島津ペアの一強状態に思えてしまうのです。
★ソフトテニス界の発展のためには、ライバル(対抗馬)が必要だよね。
で、日本ソフトテニス界が盛り上がっていくためには、この一強状態から脱しなければいけないんじゃないのかな…と思っています。
なぜかというと、スポーツを盛り上げるにはライバル(対抗馬)の存在が不可欠だと思うから。
スポーツのライバル関係というと、例えばフィギュアスケートの浅田真央vsキムヨナの関係がありました。
正直、メディアが必要以上に煽った感はありましたが、2人のライバル関係に世間は熱狂しましたよね。
最近の例で言うと、石川佳純vs平野美宇の2020年の東京オリンピックの卓球日本代表争奪戦。
あれは観ていて、燃えました。
またフィギュアスケートの例を出してしまいますが、最近の羽生結弦も良い例かなあ…と。
オリンピックで2連覇して、敵なし状態だった羽生結弦選手は、4回転アクセルを決めることをモチベーションにしてスケートを続けていた…みたいな話を聞いたことがあります。
これって、ある意味、ライバル関係がなくてモチベーションが維持できなかったっていうことなのかな、と。
ただ、最近になってアメリカのネイサン・チェン選手がライバルのような存在となって、羽生結弦選手が結構な差をつけられて負けるようになってきたんです。
で、最近、羽生結弦選手は明らかにメラメラと燃えているように思えるんですよ。
こんな感じで、スポーツを盛り上げるにはライバルの存在が不可欠…つまり「一強状態」ではダメだと思っています。
で、ソフトテニス界も同様。
実際、「一強状態」が崩れつつある男子の大学ソフトテニス(学連)は、結構面白くなってきていると思うんです。
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