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大学時代のコミュニケーションの原体験
みなさんは学生時代の印象的な出来事と言えば何を思い出しますか?
たくさんある方もいると思いますが、自分は大学の学部時代のとある授業を受けていた時の、学部も学科も違う名前も顔も覚えていないとある学生を思い出します。
今回は、そんな学生が原体験となっているコミュニケーションに関する話です。
とある教育系の授業で
その授業はいわゆる教職課程という、教員免許を取るために必要な授業の一つで、担当の先生がとても素晴らしい尊敬できる方という意味でも印象に残っています。
ですが今回はその先生の話ではなく、同じ授業を受けていた別の学生の話です。
授業は毎回座学ではなくグループワークショップ形式で、しかも毎回グループをランダム(例えば誕生日順に並んで隣の人とか)に組みなおします。
教職の授業は教育学部以外の様々な学部学科の学生が集まる授業なので、もちろんほどんどの学生が初対面で、相手のことは良く知りません。
その点人見知りの自分にとっては負荷の高い授業なのですが、あえて苦手に挑戦したくなる性分なので逆に燃える状況です。(笑)
とある学生が
ワークショップの開始はまず自己紹介から始まります。
そんな授業のいつぞやの回でたまたま一緒になったとある学生の話です。
その学生は自己紹介でこんなことを言っていたと思います。(完全にうろ覚えですが)
・人と話すのが好き
・コミュニケーションが得意
コミュ障の自分からすると「自分と正反対の人だな」という印象だけ残っていました。
さて全員の自己紹介も終わり、グループでのワークショップ、主にディスカッションが始まりました。
始めは何ともなかったのですが、ディスカッションが進むにつれて違和感を覚え始めます。
どうもその人と話すのが好きという学生が喋っている時間が長いのです。
「自分はこう思う」「自分だったこうする」「自分はこうだった」etc...
しかもやたら自分の話や自分の知っている話をしているではありませんか。
しかも人が話している最中でも自分の言いたいことを話してします。
これはコミュニケーションになっているのでしょうか?
そこで思い出したのは
自分がその時思い出したのは、「会話はキャッチボールだ」という例え話でした。
その学生は言うなら、ひたすら相手の受け取れないノーコンの剛速球を投げ続けているようなものです。
この時初めて、コミュニケーションは受け取る相手が上手く受け取れるよう投げ、相手の球もしっかり受け取ることで成立する、双方向のやり取りであるということを実感しました。
断っておきますが、自分はその学生を非難したいわけではありません。
大学生とはいえ世間的にはまだまだ子供ですし、自分も適切にコミュニケーションができていたとも言えません。
むしろそのことに気づくきっかけの一つをくれたことに感謝しています。
そう言う自分の振る舞いは
実は恥ずかしいことに、自分はこの出来事があったにも関わらず自分の振る舞いが大きく変わるまではもうしばらく時間がかかってしまいました。
次のきっかけとなったのは、カーネギーの「人を動かす」という本を読んだことでした。
自分もまた、相手の投げるボールをちゃんと受け取ることを考えず、自分のボールをどうやって投げようかということばかり考えていたことに気づかされました。
それ以来、自分のコミュニケーションにおけるスタンスのは
・コミュニケーションは自分が一方的に行うのではなく、相手と双方向に行うもの
・相手の話の途中で言いたいことが出てきても、話を遮らずに最後まできちんと聞くこと
のように変わりました。(当時読んでいた影響を受けた本は複数あるのですが、それはまた別の機会に)
これらを意識して行動し始めた頃、会社では「人が変わった」と言われるほどだったようです。(実際、複数人にそう言われました...笑)
実際やってみると意識的にグッと我慢をする必要があるのですが、相手の話を最後まで聞いたおかげで自分の誤解が解けたりしましたし、早まった発言をすることが減りましたし、相手からも信頼されやすくなったと思います。(最後のは思い込みかもしれませんけど)
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さて、今回のポエムは以上となります。
みなさんは双方向に、受け取る相手のことを考えてキャッチボールができていますか?
もしできていない方がいましたら、まずは話をしている相手の話を遮らないことから意識してみてはどうでしょうか?
それを実践することでひょっとしたら見える世界が少し変わるかもしれません。
と、偉そうに話をしている自分もまだまだ未熟ですし、最近は「7つの習慣」を読んでまた基本に立ち返る必要性を感じているところです...
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見出し画像の写真はこちらのフリー素材をお借りしました。