星野源
星野源、好きではなかった。
なんかあの人の「こんな決してイケメンではないけど、だからこそ滲み出る才能とコミュニケーション能力を最大限に活かし、しかしそれに甘んじることなく、人に寄り添い、時に突き放し、謙虚に己を形成してる」感がすごく出ているような気がして苦手だった。
俳優も歌も、出ればヒットしちゃう昨今の感じとか、なんか、もう、「星野源」を認めるものか、私だけは、認めてたまるかとか思ってた。
けど正直逃げ恥ちょう好きだし(まぁあれはガッキーの可愛さで7割持ってる)おげんさんとか普通に見てた。藤井隆大好き。
どうしても星野源が入ってくるのだ。私の中に。「やめて!!」と言っても星野源が入ってくる。友人も「ラジオで星野源が出てたんだけど星野源って良い人やで」って言ってくる。
やめてくれ。星野源はちょっと鼻につかなければならないんだ。私は、そうじゃないと、星野源を認めなければいけないじゃないか。星野源が才能溢れて更に人格者だなんて、それを認めない私は、私を否定しなきゃダメじゃないか。
そんな私に追い討ちをかける事件が起きた。
星野源 サブスク 解禁 である。
いつでも身近に星野源の音楽が聴けてしまう。
嗚呼、聴けてしまう。星野源の音楽が。どうしよう。
試しに検索してみた。うわ、いる。星野源が、こっちを見てる。
試しに「創造」CMの歌だ。うわ、マリオだ。なのに、星野源だ。すごいな、マリオなんだけど、星野源だ。
そして、ついに聴いてしまった。
アイデア
朝ドラ大好き人間としては、あの朝ドラは駄作やと思ってるけど(永野芽郁ちゃんは可愛かった)このオープニングは、めちゃくちゃ好きだったのだ。なんだか、「生きよう」と思えるのだ。
いつ死んでもいいけど、まぁ生きてもいいかと思えるんだ。
生きて ただ生きていて 踏まれ潰れた花のように 中指を
この歌詞がいつでも聴けるなんて、、、、
、、、ありがとう、、、、。
星野源、私は性格が悪いから、まだ彼を苦手と言ってしまう。けど、本当は、あなたにとても救われた時があったんだ。
第44回日本アカデミー賞授賞 優秀助演男優賞
受賞おめでとうございます、、、。