【第5回】本命企業を決めるためにやるべきこと
はじめに
みなさん、こんにちは!もちもちのゆきです。
最近グッと気温が下がりましたね。我が家でもついに暖房を解禁いたしました。
この前暖房をつけたら、なぜか急に中学時代どこかで嗅いだ匂いがエアコンの風とともにやってきて、エモくてセンチメンタルなお気持ちになりました。
私は嗅覚と思い出が非常にリンクしていて、匂いがきっかけで懐かしい場面が脳裏に蘇ることが多いのですが、皆さんはいかがでしょうか?
ちなみに、就活期を思い出す匂いってのもあります。笑
雑談はさておき、本日は「本命企業を決める」をテーマにお話していきたいと思います。
前回まで、コスパのいい就活には、STEP1:徹底した自己分析、STEP2:選考なしの1dayインターンで自分に合った業界・業種を見つけることが必要だとお話しました。今回は、その延長線上のSTEP3として、本命企業を決めるためにやるべきことを整理していきます。いよいよインターンや本選考を強く意識する段階です。気合を入れてやってまいりましょう。
STEP3:本命企業を決める
みなさん、日々自己分析を行い、時折1dayインターンに参加することで、だんだんと自分自身への理解が深まってきたのではないでしょうか。ですが、自分のことが分かってきても、行きたい企業を見つけるというのはなかなか難しいものです。そこで、私が企業を選択するためにやっていたことをお話できればと思います。
結論からいうと、『一歩進んだ自己分析を行い、会社に求める条件を洗い出す』ことをやっていました。STEP2と何が違うんだよ!という声が聞こえてきそうですが、STEP2あってのSTEP3です。今までの自己分析結果をもとに、もう少し大きな視野で自分を見つめ、具体的にどんな企業にいきたいか考えていきましょう。
一歩進んだ自己分析を行い、会社に求める条件を洗い出す
そもそも行きたい企業を決めるためには、やはり自分が企業に求めるものが分かっていなければなりません。
そこで、自己分析を以下の視点でさらに掘り下げてみてください。①〜③については、それぞれ詳しく後述します。
①どんな人生を歩みたいか
②将来何を成し遂げたいか
③どんな環境で働きたいか
①どんな人生を歩みたいか
まず、自分がどういう人生を歩みたいか考えてみてください。学生生活が終われば、みなさんは働き、自分で衣食住を保たなければなりません。生活のために一生仕事とは付き合っていくものですし、かつ生きている時間の大半を費やすものです。とすると、自分の人生観に合った仕事に就く必要があります。そのためにまず、自分の人生観について考えてみてください。そして、それを実現するために、会社に求めるべき条件を考えてみましょう。
例えばこんな感じです。
(例)
•一つの分野を生涯仕事として極め続けたい
→自分の好きな分野で業界トップの会社がいい。
•幅広く色んなことにチャレンジしたい
→部署異動の機会がある会社がいい。社員のチャレンジを応援してくれる革新的な会社がいい。
•若いうちにしこたま稼いで、40歳でリタイアしたい
→初年度から1000万稼げる会社がいい。
•副業で好きなことをして生きたい
→副業OKの会社がいい。副業ができるように、定時になるとパソコンが強制的にシャットダウンされる会社がいい。
②将来何を成し遂げたいか
これはなかなか難しいかもしれませんが、ぜひ考えてみてください。例えば、普段生きていてとある「不便」を感じていたとして、それを自身で解消し社会に貢献したいと感じるなら、それは大きな生涯目標です。もしくは、世の中を変えたいというような大きな目標でなくても、自分の苦手を克服したい、いい家庭を築きたいというような身近な目標でもよいです。自身が人生かけて成し遂げたいことを考えることは、進路を決める鍵になります。
③どんな環境で働きたいか
これは、入る会社で居心地良く過ごすために考えておくべきことです。人生の大半を過ごす会社の風土が肌に合わなければ、大きなストレスになります。たとえばこんな感じで、条件を導き出しておくとよいです。
•意思決定は得意ではないから、他の人に決めてもらいたい
→トップダウン風土の会社がいい。
•自分の頑張りをしっかり見てもらえる環境がいい
→表彰制度がある会社がいい。
•いい仲間と楽しく仕事がしたい
→明るい社風の会社がいい。
①〜③を学生の段階で考えることはかなり難しいですし、実際に社会人になってから変わる可能性も大いにあります。もちろん、変わっても全く問題ありません。大事なのは、漫然と就活せずに、今の自分にとことん向き合い、現時点で満足いく選択をすることだと思います。ここでしっかり考え抜くことで納得いく企業選択ができますし、それは結果として、必要最小限のエントリー企業の絞り込みを可能にします。
さらに、これだけしっかり考えておけば、ESや面接で正しく情熱的に己の意志を語れるようになるため、結果内定も獲得できるのです。
つまり、価値観の深掘りは、自分にとって納得いく選択をするためにも、選考に勝つためにも重要なのです。
**おまけ**
ちなみに、わたしの場合①〜③はこうでした。恥ずかしいので一部だけ...
①どんな人生を歩みたいか
常に新しいことに挑戦し続けたい。常に勉強していたい。
→大学院やビジネススクールなどに通わせてくれて、社会人の学び直しに協力的な制度がある会社がいい。
②将来何を成し遂げたいか
○○(起業して成し遂げたいので内緒です..笑)の仕事が加速するような仕組みを作りたい/誰もが安価で確実に美しく(これだけ書くと変...(笑)またどこかで語れる機会があれば..!)になれる世界をつくりたい
→ビジネス素養を身につけられる会社がいい。
もしくは、皮膚科学に特化した会社がいい。
(将来成し遂げたいことが、全く違うベクトルの2ジャンルだった)
③どんな環境で働きたいか
立場関係なく、違和感があれば面と向かって言い合える風土が整っている環境で働きたい。
→上の言うことは絶対!というトップダウン的な社風はNG。ボトムアップや、年次関係ないディスカッションを社訓や社是にしている会社がいい。
このように、自分の歩みたい人生観を考えることで、それを実現可能にする社内制度・社風等の条件を導き出しました。
もちろん、自分の歩みたい人生観は、STEP2で自己分析を徹底したからこそ、見えてきた価値観です。
企業に求める条件が決まったあとは、ひたすら○○
ここまで、業界・企業に求める条件が絞り込めたら、あとはひたすら調査するのみです。(泥臭いけど耐えるんだ・・!)
調査方法としては、ネットやSNSを駆使するもよし、リアルな人脈から情報も得るもよしです。
私の場合は、②で記載したように、将来成し遂げたいことが決まっていたので、行きたい業界にどんな企業があるのかネットで調べ、一つずつ企業のHPを見て、自分が求める条件に合致しているかチェックしていきました。もちろん、デスクトップ調査だけでは分からない情報もあるので、気になる企業に関しては、エンカレッジのメンターや周りの先輩に頼って情報をもらったり、企業が開催する説明会に参加し質問するなどして、調査の精度を上げていきました。
昨今であれば、Twitterやインスタなどで気になる業界や企業名を検索して、それについて呟いている人を探してみるというのもいいと思います。意外と業界や企業名を公開して、赤裸々な日常を呟いている人は多い印象です。公式HPにも業界地図にも書かれていない、現場のリアルの声を見ることができるので、SNSは最高の情報収集の場です。
それに、SNSはアルゴリズムが優秀なので、一度検索すると似たようなテーマの投稿を自動的にフィードに表示してくれるため、自分から探しにいかなくても受動的に情報が得られるのも利点です。
あらゆる手段を駆使して、自分に合った企業を探していきましょう。
次回予告:STEP4 本命のインターン選考に応募する
本日は、本命企業を決めるためにやるべきことについてお話しました。コスパのいい就活を実現するためには、しっかりと自己分析をすることが大事だと言うことが伝わりましたでしょうか。己を知り、自己分析結果を整理し、納得の行く企業を見つけていきましょう。
さて、次回はいよいよSTEP3で見つけた本命企業のインターン選考に応募し、どうしたら勝ち抜けるかについてお話していきたいと思います。より実践的な内容になってくると思いますので、楽しみにしていてください。
今日も、ここまで読んでくださったみなさま、本当にありがとうございます。
私の記事が、就活を頑張る誰かのインスピレーションに繋がりますように。
それではまた金曜日に!
*もちもちのゆき*