見出し画像

202409『MASSARA』

2024年9月、7 MEN 侍が主演を務める舞台『MASSARA』が新橋演舞場にて上演されました。

本当は見終わってすぐの感想を残しておきたかったのですが、界隈で色々なことが起きたタイミングでもあり、考えを巡らせていたらもう1か月近く経ってしまいました。

それもあって、いつもは観た作品の内容についての備忘録を残していますが、今回はこのMASSARAのタイミングで考えたことを中心に記録を残そうと思います。


仲間の退所

2024年9月、7 MEN 侍も属するジュニアの仲間が事務所を退所するというニュースが飛び込んできました。
10月には、もう1人、退所のニュースが続きます。


大前提、アイドルも人間です。
自分の意思で職業を選択するなんて当たり前で、むしろそういった自主的な選択は尊重されるべき素晴らしいことで、そういう意味では何も悲しいニュースではないんです。


でもとても寂しい。そんなの当たり前に寂しい。
あったものがなくなるという現象はなんでこんなにも寂しいんだろう。


この退所騒動で、7 MEN 侍が全員同じ熱量で同じ夢を追い続けているのは奇跡であり、今日は6人の7 MEN 侍でも明日どうなるかは誰もわからない、という当たり前っちゃ当たり前な事実をまじまじと認識しました。


なのでMASSARAに通った9月後半は、もしかしたらこの舞台が7 MEN 侍を見れる最後の機会なのかもしれない、そうだった時に後悔しないように目に焼き付けよう、みたいな気持ちで観劇をしていて、めそめそした気持ちで胸がいっぱいだったのが正直なところです。


過去をどう捉えるか

MASSARAの物語は矢花演じるケイが骨折し入院したことをきっかけに、高校時代の仲良し6人組が病室に集うことから始まります。

病室に集う6人が、ケイの撮影した写真を見て過去を懐古する、という形で、いくつかの過去のエピソードをオムニバス形式で振り返る形で物語は展開します。


この物語では特に何か新しいことは起きません。
ケイの骨折の真相は解き明かされないし、
皆んなきっと明日からも同じ仕事をやって生きていく。

それでも物語が前向きに展開していくのは、色を取り戻して生きていけるのは、過去の大切な思い出を振り返ってそのきらめきを抱きしめられたから。


過去は確かに今に続いていて、過去は消えてなくならない。


この舞台を通じて再認識した人生における過去の存在の大きさに励まされたというか、7 MEN 侍がいつかなくなっても、7 MEN 侍が見せてくれた世界は生き続けるんだと思わせてくれて、めそめそしていた私には救いのように感じました。


意思のあるアイドル

私は意思のある人が好きです。

何をどうしたいか、はっきりとしている人が好き。

7 MEN 侍を好きなのも、意思が強いグループだからです。

(その証拠に、7 MEN 侍はこの舞台のオファーを受けたタイミングで、全員で自主的に会議を行い演目内容のプロットを作って企画書として提出した程です。そんなアイドル聞いたことがない。)


何をしたいのか、一つ一つに意思があり、その実現のためにならこだわりまくる集団だと思っています。


だからこそ、これから先7 MEN 侍が何かを意思をもって選択した時には、その選択の内容がどうであれ、応援したい。


意思のある彼らのことが好きだからこそ、そんな時に応援ができる人間でありたい。


そんなことを考えた9月、10月でした。


(なんだかかなり真面目モードになってしまったので、次は矢花黎がハロー!プロジェクトに所属している世界線のバーイベセトリとかそんな話をしたいです)

いいなと思ったら応援しよう!