地獄の二時間とそれ三回目です。
どうもあんころもちです。アプリ登録してた時もなんかお餅系の名前にしてたからこちらももちに関連した名前にしました。
エピローグお読み頂きました方有り難う御座います。
もちは頑張ってるのにうまくいかないるオタク婚活女子に悪いのはお前じゃねえと言いたいが為にこの備忘録を書いています。それくらいオタク婚活市場というのは大変な戦場だったからです。そもそも婚活市場が大変な上にオタクから探すのは更に色々と大変だったなとオタクの自分を棚上げして言います。
もちは婚活を一時休止していました。
先にその辺りからお話します。
まず初めに別れて程なくして某婚活アプリを始めました。
自分的可愛い写真(他撮り)×2料理の写真×3位で紹介文も長く細かく記載し共通の趣味の人を見つけやすくするオタク系コミュニティにも多数入り婚活資金も貯金し、予定を組みやすくするべく先の予定をなるべく入れないなど準備万端でアプリを始めました。
初めている方はご存知でしょうがプロフィールを見て気に入って双方イイネが付いて初めてメッセージ交換が可能なのですがこのアプリ登録して数分ですぐにでもイイネの数が尋常じゃなかったのでこの時点で既に一瞬やっぱ駄目かも…と思いました。
当初はプロフィール写真を美化した一般人寄りなものを使用していた為真剣交際外の人も多くてそれの見極めと排除がとにかく時間と手間でそれを避けたのち、やっとまともに話せそうな趣味の人に当たるというとにかく総当たり戦、メッセージ返信祭りをしていました。
一人ずつゆっくりやるには返信のタイムラグもあるし限りある時間を無駄にしたくないというせっかち気質なので同時に7人位とやり取りしてた時期もありました。
とにかくもちはアプリ婚活が初めてなので勝手も良く分からず何日もメッセージして大丈夫なら会う、という感じでそこそこフットワークは軽めに行動していました。
希望相手は勿論オタク的なコミュニティに入ってて収入もそこそこある同年代という所でさがしていたのでオススメ欄も次第に同じ系統で埋まりとにかく条件と雰囲気のみで探しメッセージをし続けました。
その休止前に会った人はもうほとんど最悪でした。
実際会ってみたらめちゃくちゃ体触ってくるやつとか全然自分から話しないやつとか当日現地ドタキャンとか高い酒一人でばかすか呑んで自分語りして割り勘にしたやつとか。
最後のやつはエピソードが濃過ぎて婚活苦労話筆頭として君臨し続けますおめでとう!
今回はコチラをお話します。
アプリ内で比較的ゆっくりめに長く連絡をしていた知的系年上Aさん。
当たり障りのない感じでメッセージを繰り返し、出会い厨では無さそうという事からとりあえず会ってみる事に。
どうしてもオススメしたい行きつけの馴染みの店があると言われてこちらは結構遠方(片道一時間半以上)ながらも了承したら実は本人が馴染みと思い込んでるだけで全然認知されてなくて店入ってなんか店員に話するも誰コイツって顔されて普通の客として案内されてたし通されたのが滅茶苦茶騒がしくて隣の席と0距離っていう予約必要あった??みたいなハードスタイルな開幕戦でした。
見た目にはこだわらないぞと決めていたものの実際は写真で感じていたよりも想像以上にオタク君な見た目と身なりに気を使ってない感じがアリアリと伝わってきて。
あと初対面から僕全然喋れますから~みたいに妙に早口で一人で親しげに喋ってるのがまさに典型的オタクの嫌な所丸出し過ぎた。
見た目も喋り方も無理な上に親しい馴染みの筈の店に認知されてないというイキリ具合で着座から既に駄目だった。
こんなストレートコンボ3つも決められたらもうしんどさしかない。
Aさんは喋り続けた…。
元々私も喋る方だが全然喋る暇は無かったです。ずっと自分語りをし続けました。
何故か大学時代のサークルでの自分の功績をずっと話されました。
多分後輩に慕われてすごい功績を残した己を誇示したかったのだろうがもうその話3回目だよという辺りで隣の卓が全然知らないオタクの集まりで私の好きなジャンルの話をしていたのに気づきもうその話に聞き耳を立てて過ごすしか無かったのです。
あわよくばそちらの卓に混ざりたいとすら思ってました。
時折これを頼んでもいいかあれを頼んでもいいかと高い日本酒を自分で頼みよく分からないその酒に関するうんちくをひたすら喋っていました。聞いてナイヨー。
私はビールが好きだからビールを呑みたまに付き合わされて少し日本酒も呑みました。
持ち前のニコニコとヘーソーナンデスカで約二時間耐えた。Aさんは相槌が嬉しいのか喋り倒し楽しく酔っ払っていました。
婚活のはずなのに全然結婚感についての話は出なかったです。
店の人がお時間ですと言いに来てまた何か常連的イキリをかましていましたが店員は普通に誰?的反応で事務的に帰宅を促していました。
その時一瞬酔いが覚めた顔をしていたように見えました。早く帰りたかったです。
会計は流石に自分ばっか高いもの呑んで収入もあるって言ってたし多めに出すだろって思ってたら
「いくら出したいですか〜?」
みたいなニチャニチャ笑顔で言われたのが気持ち悪くて普通に割り勘でいいですと言って出しました。
ここまで何一つ好意を持てない異性もいたもんかな~と解散に向けて駅まで向かう道中に、
実は僕ここは定期券内でお金かからないから〜
という話を初めました。
いい加減まだ出てくるのか…という天を仰ぐしか無い状態でした。
駅について電車が長いのでに乗る前にトイレ寄りたいのでこちらで解散で、という当たり障りない会話をして離れた筈なのにトイレから出てきたら居た。何故か待ってました。なんでや工藤。
大丈夫ですか〜?みたいに寄ってきたけど今大丈夫じゃなくなった。どないや工藤。
その後酔ってフワフワしているAさんがまた会いたいなと至近距離で話をしてきたのでそうっすか!じゃ!って元気よく返事をしてホームに駆け足で向かい電車に飛び乗り帰宅しました。
電車の中でおめかしをして気合をいれた自分を窓ガラスに見ながらアプリを消しました。
変な人好きになれない人ちょっと悩んでる人は居たけどこんなに無理な人は居ませんでした。完全に油断してました。
コレくらいのやばいやつがいる戦場に自分は居たのだと再認識した日でした。
その日私は怖すぎて戦場から逃げ出しました。
他にもっとやばい話もあると思いますが当時の私が会った中では群を抜いて無理でした。
そこから約半年婚活はせずに忘れる為にオタク活動に没頭し続けました。
本当に想像以上の人間てのがこの世には普通にいるんだなぁと。
次の転機は半年後友人の結婚報告から始まります。