「むしろその姿がいい」と言ってしまうのは受け入れることではない
前提となる記事
異種族への変化、人としての救済
以前、人間を人外に変える嗜好を持ちながら「人間に戻りたい」と願い続けて欲しいということを書きました。
このタイプの嗜好の主流は、基本的にはみんな「人外化後の姿の方が好き」というのが多いと思います。私も割とそうなので。
大切な人が人外になってしまった時の反応
例えば恋人が変化してしまった時「こんな姿になっちゃったけど、受け入れてくれる…?」みたいなシチュエーションって割とよくあるじゃないですか。
アレに対する回答、速攻で「もちろん!」とか言えたらかっこいい! ってなります。
しかし、その場は逃げてしまうが「今度は逃げない! ずっと一緒にいよう!」って展開に持って行くのもそれはそれで熱い展開だと思います。
じゃあ、最悪の回答はなに? というのを考えてまして、それがタイトルにある「むしろその姿がいい」だと思うんですよね。
…はい、このシチュエーションに対する感想としてありがちなものですね。
いや、(ユーザー(俺)が好きだから相手自身も)自分の姿を受け入れて愛して欲しいのになぁ、と思ってしまうのもわかるんですが…。
少なくともその姿だけではなく、それを嫌悪する相手の気持ちを含めて『相手のことを受け入れる』という態度ではないから、仮に恋人だとすれば言わせたい言葉ではないなぁ、と私は考えてしまうのです。
仮にそういう嗜好を持っている相手との恋愛について考えてみたことがあるのですが「異形フェチだからこそ、単なる自分好みの人外というだけではない一緒にいると見えてくる人間性を無視できない」「そういった嗜好を持つ相手が「人間だ」と言うからこそ真の救済となる」という結論で落ち着いたことがあります。
悔しいが、ちゃんとストーリーにできたらおそらく私のキャラの中で一番完成度が高くなる…。
閑話休題
私は全体的にその種の「変化してしまった相手を慮る優しさがあって欲しい」と思いながら、作品を作っています。
やりすぎると「理解のある彼女ちゃん(彼くん)」の域を出なくなっちゃうのが悩ましくはありますが…。
いや相手への理解は普通にあって欲しいって!!