上腕骨大結節骨折

大結節骨折には、
・上肢過内転でのインナーマッスルの牽引による列離骨折
・転倒時の上肢過外転で大結節と肩峰にぶつかる衝突骨折
2typeある


治療の流れとして
急性期では、安静を保ち、骨癒合が得られるまで骨片が付着した各筋の収縮と伸長は避け、転位しづらい他動外転運動から開始、
骨癒合が進んだ段階で徐々に運動拡大 自動運動も開始

①棘上筋と肩峰下滑液包のリリースなど
②肩甲骨固定の振り子運動


固定期間は、日中固定時と就寝時のポジショニングが重要

三角巾の注意
上方への牽引を確実に行う
上方の牽引が弱いことで、肩甲骨が下方回旋しやすい。

寝てるとき
患側上かしにバスタオルを入れる
肩軽度外転、軽度屈曲位となるよう入れる


代償運動
僧帽筋上部繊維や肩甲挙筋など肩甲帯挙上筋群の過剰収縮、前鋸筋機能不全により上肢挙上を肩甲帯挙上で代償

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