ことばで言えないこと。
優しい風と共に開いたノートにペンを走らせ想いを綴る。
雑踏の中でひとりの声だけを探す。
その声に耳を傾け、遠くの誰かに思いを馳せる。
*
書き連ねたことばのはじっこ。
そこで眠るから、あなたにはその真ん中で眠ってほしい。
ことばの中心は少し淡くて脆いけど、とても広くて優しいから。
零れ落ちた想い出はひとつひとつ拾ってきてあげる。
伝えられなかった想いはいまも心のなかで息をする。
そうして一緒に生きていく。
だから、安心してね。
どうか、今日もあなたがよく眠れますように。
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