アフター情シスSlackという私の中のニューノーマル
2nd Anniversary!!
情シスSlackがめでたく2周年を迎えたとのことで、情シスSlackへ参加した時から今までの振り返りをまとめてみました。
主に「情シスSlackと出会って変わったこと」をメインに記載していきます。
きっかけとか
そのまえに、一番最初にここにたどり着いたきっかけと最初の投稿を。
最初の自己紹介が2020年9月8日だから、執筆時点(2021年4月10日)で7か月ですね。
時の流れが濃厚過ぎてもっと経ってるかと思いましたが、ジョインして一年も経ってませんでした。
情シスSlackを知ったきっかけはなんだったろうか、忘れてしまいましたが、確かTwitterのタイムラインかnoteのお勧め記事でたまたま情報を見かけて招待リンクを踏んだ記憶があります。
この時点で確か2000人オーバーの方が参加されていましたね。
孤独感の解消
情シス、とりわけひとり情シスというものは会社という組織内において特殊な立場に置かれがちです。
会社として情報システムというものの立案管理運用に携わっているものの、社内の大半の人が「何やってる人なのかわからん」「なんかやたらパソコンくわしいひと」という認識です。(非IT企業ならなおさら)
それはこちらから見た別の職種、例えば製造ラインの人だったり営業さんだったりにも同じことが言えます。(具体的にどんな作業してるかなんてわかりませんし)
ただ、両者の違いで言えるのは圧倒的な人数の違いですね。
情シスというものは組織における絶対数が少ない希少種です。
つまり同僚が絶対的に少なく、職種特有の悩みを共有できる相手が絶望的にいないということになります。
私にも元技術職の上司がおり、前任者として上司から引き継ぎを受けました。
ただ、引き継ぎ後は実務担当は実質私一人で上司はほぼ部下の管理に終始、上司と私とでは習得した技術の世代が違う(最近の技術傾向に疎い)、そもそも上司は技術方面に興味が無さそう(でも口は出す)…etc
情シスとして本当に相談できる相手は社内に一人もいませんでした。
情シスSlackに参加すると似たような境遇・悩みを抱えた情シスさんが数千人いるので、オンライン上に数千人の同僚がおり、常に数百人くらいアクティブ(体感)という、オフラインでの付き合いでは考えられないくらいの相談相手がいることになります。
この仕事について最初のうちは「やっていけるんだろか…」と不安を抱えていたものですが、情シスSlackと出会ってからは「なんか大丈夫そう」と思えるくらいには自信が持てるようになりました。
情報収集
情報の収集手段も変わりました。
例えば何かしらのプロダクトの情報をあつめたいなー、と思ったときの収集手段は以下の通りに変化しました。
Before : ググる、メディアサイトを読む、ホワイトペーパー読む、メルマガ読む、RSS漁る
After : 情シスSlackのログをまず検索、そのあと必要な情報ソースに対してアクション
もちろん情シスSlackを全面的な情報ソースとするわけではなく、色々なソースからの情報を多角的にみる必要はあります。
ただ、ログ漁ったら何かしらヒットする、そしてそれは情シス目線の生の声、というのは情報収集のとっかかりとしては非常に強力です。
それに「〇〇ってどうですか?」みたいな質問を投げかけると大抵爆速でレスがつきます。
質問する側も回答する側も情シスなので、内容もマッチしやすい。
正直情シスSlackはGoogle先生以上に頼りになります。
あ、勿論自己解決できる範囲はGoogle先生と相談して何とかします。
あと質問を見かけてそれが自分に分かるものだったら積極的に回答するようにしてます。
回答することによって相手も自分も得るものがあると思うんですよね。
レスが一つでも増えればその分コミュニティも活性化しますし。
それってとってもいいことじゃないですか。
ベンダーさんとのつきあい
これに関しては色々考えさせられました。
組織によっていろいろな付き合い方が(そもそもそういう相手がいないケースも)あると思います。
へーしゃはロックインされてるベンダーさんがいるので、へーしゃのケースのサンプルということで。
Before : ベンダーさんが持ってくる提案資料をベースにサービス検討、ベンダーさん紹介のセミナーを受講してサービス情報収集、ハードウェアもベンダーさんに提案依頼
After : 自分で集めた情報からサービス・ハードウェア検討
ベンダーさん、と言っても担当する営業さんによって付き合い方も千差万別になると思います。
正直情シスSlackに出会う前からも薄々思っていたのですが、私の付き合っているベンダーさんの場合、
・リセラーとしての機能もありつつも当然自社プロダクトをまず勧めてくる
・勧めてくる自社プロダクトがイマイチマッチしない(エンプラ想定で小回りが利かない仕様、UIがイマイチ、妙に高い、など地場SIer特有のもの)
・提案頻度が低く、こちらの社内事情や課題を表面上しか知らない
・営業さんと技術の詳しい話が出来ない
という感じでした。
ベンダーさんの持ってくるものより自分で選んだサービスの方が最終的に組織にとって幸せになれそう。
というのが現時点の率直な感想です。
それもこれも、情シスSlack見るたび「こんなんあるんや!」と思わされるくらいの情報があふれているからです。
井の中の蛙だった…とまでは言わないですけど、情シスSlackで世界が一気に広がった影響だと思いますね。
勿論ベンダーさんの提案や情報も有用ではありますし、私が着任する以前に大きな業務システムも入れてもらってそれが稼働中なので、良好な関係の維持は重要事項だと思っています。
私も元ベンダーのSEだったことから、相手の事情もわかるので…。
社外の人付き合い
かつて会社の情シスが所属してる部門の元締めみたいな偉い人から「いろんな人と名刺交換して人脈を築きなさい」と言われました。
新型コロナウイルスが猛威を振るう前は色々地場のセミナー(無料)やフェア(無料招待)に参加してお名刺頂戴いたしますをしたものです。
ただその中で交流してる方、ほぼゼロでした。
セミナーの主催の方がメールくれてりもしましたが、そのメールもコロナ禍で途絶えて久しいです。
人脈というものについて色々考えはあると思います。
そういう場で出会った方と積極的に交流して、色々な情報を交換し、人脈を広げ、自身の成長と出世や組織への利益の糧とする、というものもあります。
でもですね。私基本的に人が怖いです。
辛うじて人に擬態してはいるものの「オレ…ニンゲン…コワイ………ニンゲン…オレヲ…キライ………」という考えがどうしても心の根底にあります。
インターネット黎明期からインターネットとともに暮らしてきて、過去のなんやかんやでオフラインでのコミュニケーションに苦手意識を植え付けられている者としては、どうしても必要以上の人付き合いや人脈構築というものに対し「それ本当にそこまで要るもんなの?」という考えがあります。
そんな人間が情シスSlackに触れるわけですから「こっちの方が居心地良い…」ってなりますよね。(良いんだか悪いんだかですけど)
今はまだペーペーですけど、仮に将来的に社内での立場が上がったりしたらそんなことは言ってられなくなるとは思います。
ただ今は、名刺バインダーに収まったカラフルな名刺たちより、チャンネルに並んでる個性あふれるアイコンの方が輝いて見える、というのが本音です。
あと仮にオフラインで会うにしても情シスSlackにジョインしてる情シスさんの方が絶対いい気がする。
おわりに
私自身も春から人事異動になり、裁量も増え、新しいプロジェクトのお手伝いもすることになり、色々変化を迎えています。
名実ともに「ひとり情シス」となったことで業務量に目を回しそうになりますが、部署(上司)が変わってスピード感が比較にならないほど増し、かつ自分のぺースと裁量でやらせてもらえるので、大変ですが今のところすごく充実してます。
今現在ひとり情シスとして回せてるのも、情シスSlackのお陰だと思うんですよね。
情シスSlack無かったら多分今頃はストレスで胃を傷めてたと思います。
それくらいお世話になってますし、これからもずっと続いてほしいと思ってます。
恩返しというわけではないのですが、私の持ってる情報もどこかの誰かのためになるのかな、と思うので、これからもできる限り投稿していきたいです。
と言いつつ、たぶんまたfree-talkで何かどうでもいいこと書くんだろうなあ。
そこに速攻絵文字スタンプつく情シスSlack大好きです。
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