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お盆に金縛りな小5

おばあちゃんが小4のときに亡くなったので、小5のお盆はおばあちゃんが帰ってきた(とされる)お盆だった。

昼寝してたら夢を見た。家の庭が家庭菜園になっていて、綺麗な青色のリボンをつけた帽子を被った少女がしゃがんで農作業してる。おばあちゃんの若い頃だ、、と思ってたら「ウフフふふふ」と耳元で大きな女性の笑い声が!
怖くなって「おかあさん、おかあさーん」と呼ぶが声が出ない。

ぱっと目が覚めて、お母さんのもとへ飛んで行った。

話をしておばあちゃん帰ってきたんやなーと言われた気がする。

しばらくは怖がってたかな。そして30年以上経った今でも金縛りのこと覚えてる。金縛りはオバケのせいじゃないよって言われたりしてもタイミング良くて。

おばあちゃんと私は、コミュニケーションをとった記憶がない。物心ついたときには認知症が進んでいて、私より幼いような程度だった。言葉は通じなかった。幼いころからおばあちゃんは得体がしれなくて怖い対象だった。だから、おばあちゃんが金縛りにしたんだ、、と思うと、恨まれてるような気持ちになった。ばちあたりな孫という。家族をかき回すおばあちゃんがいなくなってホッとしたから。

人生で金縛りに遭ったのはこのときと、あと一回くらい。もう一回のエピソードはほとんど覚えてない。

ほろにが金縛りinお盆。

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