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霊の話を聞いた話

夏だから霊の話を。怖くはないですが、霊の話です。

わたしは霊を見たことも感じたこともない。でも、こういうことがあった、と聞かされたことはいくつかある。嘘かもしれないし、勘違いかもしれない。でもともかく、わたしに語られたことのおぼえがき。


先輩のお父さん

わたしの、ひとつ上の綺麗な先輩。お父さんは、屋根から転落して先輩がまだ小さい頃に亡くなられた。
先輩は亡くなったお父さんの姿が見えて、お父さん、お腹減ってて、冷蔵庫勝手に開けて、中のものをどんどん食べるねん、、と淡々と言っていた。それを聞いたのは、わたしたちがたぶん高校生くらいのときだった。夕方、学校帰りに市内から田舎に帰るバスの中で、なぜかそんな話をしてくれた。哀しいと思いました。お腹減ってる、お父さんをかわいそうに思ってたんじゃないかな、先輩。


火の玉

ひとだまは、リンだから、むかしは土葬だから、見たって話は良くあったよな、、とは、わたしの母の談。お通夜の日、庭の松にひとだまがシュルッとかかってたんやて、ほら、あの松。と、庭の松を指していた。
シュルッとな。



お庭のおじいちゃん

婚家の庭。義父が力を入れておられてほんとに美しい。日本庭園ではなく、ガーデンという要素が強い。でも、桜や灯籠があったりと和のテイストも。そんな庭だけど、法事のとき、着物を着たおじいちゃんがいると泣いた子がいるとか。旦那さんのいとこが、小さかったころ。出ちゃったのかな。法事してくれてるん、ワシのことやろ?ヤッホーって。



また思い出したら追記します。

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