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電験2種二次試験 力の入れどころ

こんにちは。もちです。

電験2種の本番は二次試験ですよね。二次試験の勉強では、どこに力を入れればいいか知っていますか?


二次試験の全体像を把握していないと、どこから手をつけていいか、どこに力を入れていいか分かりません。

「このままやっていて大丈夫かな?」


と不安に思いながらでは、勉強に打ち込めないですよね。

不安なくやれていたとしても全体像を把握していないと、

あまり重要でないところに
力と時間を使ってしまう


かもしれません。

そうなると、いざ本番ではまったく歯が立たず、

「あんなに勉強したのに」
「やっぱり2種は無理なのか」


と自信をなくしてしまいます。

合格してる同僚を見て、

「あいつとは頭の出来が違う」


なんて思いたくないですよね?


頭の出来に大差ありません。合格する人としない人の違いは、

試験のことを分かっているかどうか


です。

試験の全体像を把握


すれば、どこにどれだけ力を入れればいいか見えてきます。

やるべきことがはっきり


して、勉強に打ち込みやすくなりますよ。

それに、

自分の現在地がわかる


ので、そのままのペースでいいのか、ちょっと急がなきゃいけないのか分かると思います。

やるべきことに集中しつつ、

軌道修正しながら合格まで進むだけ


って感じですね。


二次試験の勉強をスムーズに進めるために、まずは試験の全体像を知りましょう。


まず、二次試験の科目ですが、電力・管理機械・制御の2科目です。その内容は、それぞれ計算問題論述問題に分けられます。

これらの割合は、電力・管理ではおおむね計算:論説=3:3、機械・制御では計算:論説=4:0です。近年、機械・制御では計算問題しか出ていません。

電力・管理では、6問中4問を選択して解答する形式です。よって、計算問題と論説問題の組み合わせは3:1か2:2か1:3ですね。

機械・制御では、4問中2問を選択して解答する形式です。

次に、点数配分について考えます。二次試験は、電力・管理120点+機械・制御60点の180点満点です。

合格点は108点なので、極端な話、電力の計算問題を3問解ければ90点で、合格点近くになります。

電力の計算問題は毎年3問は出題されるので、稼ぎどころだと思いませんか?

ここまでお話しすればもうお分かりのとおり、1番力入れるのは電力の計算問題です。そうすれば、ダイレクトに点数につながっていきます。

また、二次試験にも頻出問題があるので、そこに絞っていきましょう。

「でも、いくら電力ができても機械ができないとごうかくできないんじゃない?」って思いますよね。

大丈夫です。機械は電力よりも出る問題が決まってます。そこに絞って対策すれば、足切りラインである平均点はクリアできます。


今回は、二次試験のやるべきテーマをざっくり紹介します。別の機会で細かくまとめたいと思います。

電力・管理(計算)

  • 水力発電

  • 短絡容量、短絡電流

  • 一線地絡電流

  • コンデンサによる電圧調整

  • 送電線路の諸計算

  • 受電端電圧

  • 分散型電源

  • 高調波電流

  • 接地設計

電力・管理(論説)

  • 火力発電

  • 変電所

  • 送配電関連

  • 施設管理関連

機械・制御(計算のみ)

  • かご形誘導電動機の諸計算

  • 同期発電機の諸計算

  • 変圧器電圧変動率、効率

  • 伝達関数

  • 定常偏差

  • ラウスの安定判別


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。まずは、電力・管理(計算)の水力発電あたりから始めるのが、やりやすいと思います。

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