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幼児期07. 子どもの問いかけを後回しにしない。

これ、ちゃんとできている人滅多にお目にかかれません。
私も含めて「ちょっと待って」と言う言葉、
使った事が無い親っているのでしょうか?

私も第一子では途中まで気付きませんでした。
気付いたきっかけは、その子の性格です。
怒った様な悲しい顔でプイとしたきり、次から一切この行動
『親が何かをしている途中に話しかける』
しなくなったのです。
あれ?あれ?あれ? です。

私が気を付けていた事の一つに、
『子どもが良い子になる』があります。
これは一見、親が勘違いしがちな特徴なのですが、
子どもが良い子になる時は要注意です。

良い子に育っているわけでは無い事があります。
なぜなら良い子になれるちっちゃい子なんていないからです。
 良い子に見える子は、本人の自覚の有無に関わらず、
本心を隠し我慢している傾向があります。

小さい子どもができない事のトップは、
人に自分の気持ちを伝える事です。
これは、その子の資質も関係しますが、
高校くらいまで引きずっていきます。
いや大人になってでもでしょうか。
きっと人にとってとても難しい事なのでしょうね。

第二子は、この行動がかなり苦手な子で、
幼稚園の頃から、事あるごとに
苦虫を潰したような表情をしている場面をよく見かけました。
お友達と遊んでいる時など特に。
大抵、鬼ごっこの鬼を二回させられた等、不満がある時ですが、
言葉で伝えられないので解消しません。

失敗したな〜と思いました。
第一子の時は核家族で、主人は無口なので
私は子どもに常に話しかけ、ずっと喋っていたのですが、
第二子の時は、自身の実家で祖父母同居だったので、
皆んなが相手をしていて、大人しい性格もあってか、
話しかける事が少なくなっていた事に気付きました。こ
れほど差が出るとは思っていなかったのです。

ここからすぐに改めましたが、
 すでに若干の悪影響が出てからですので、
こんな場合の話しかけ方の注意点があります。

不満顔をしていたら、すぐに気持ちを聞いてその不満によって
乱された心に寄り添ってあげてください。
どんなに嫌だったか、沢山話しをさせて聞いてあげてください。

もちろん、何言っているかさっぱりわからない事が殆どです。
言葉の組み立てが苦手なのです。
そして、少しだけ上手くいきそうなアイデア等を話してみましょう。
絶対にできない事をお説教してはいけません。
この経験で子どもへの話しかけの重要性を確認しました。
何か子どもが話しかけてきたら、
必ず聞いてあげて答えてあげてください。


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子どもの問いかけを後回しにするとどうなるのか。

これを繰り返すと、相談してくれない子どもに育ちます。
当たり前ですよね。
話しを聞いてくれないのですもの。
焦燥感とか切望感とか、そんな難しい感情
子どもは説明できるわけが無いのです。

伝えるなんて高度すぎます。
そこで諦めちゃうんです。悲しい事です。
いずれ、相談したってうちの親無理バカだからって思われるでしょう。

ここでの子ども側の感情は、
昔から私の事なんて聞いてくれなかった、結局無関心なんでしょ。
いいです私も親のことは無関心です。
と強がった感情のまま育ちます。

いやだ子どもとそんな関係になりたく無い!
と思われた方、今から、何言っているか解らない
子どものたわごとに耳をかた向けましょう。
結構大変で疲れます。
お母さんもお父さんも忙しいからですね。

私たちだって、友達に何か話そうとして、
ごめん忙しいので今度暇な時にでもね。とか、
意を決して相談しようとした上司に、
他あたって。と言われたらどう思いますか? 

小さい時の子どもにとって親は全てです。
子どもが言ったことの繰り返しでも構いません。
「~ちゃん~なの!」と言えば「~ちゃん~なんだ!」で良いのです。
もちろん余裕があれば、「それは楽しかったね」とか「どう思ったの?」
と問いかけ言葉のキャッチボールが少しでもできたら最高です。

そうしていくうちに親への信頼感が生まれ、
本当に悩んでいる時や相談したい時、
子どもは真っ先に親に話してくれる様になります。

大きくなった子が、いつも言い難い事を
ちょっといい?って、話しかけてくれるのは、本当に至極ですよ。

子どもから信頼され相談される喜び、ぜひ味わってください。


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もちぽよ
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