今泉佑唯さんとワタナベマホトさんの結婚に思うこと
先日、元欅坂46の今泉佑唯さんとYouTuberのワタナベマホトさんがご結婚されました。
今泉さんは妊娠されているとのことで、普通なら「おめでた婚」として祝福されるところを、ネットでは(主に今泉さんのファン側で)賛否両論の意見が飛び交っています。
一つは今泉さんが元アイドルであること。これは女性も男性もアイドルだった人には付き物ですね。
そしてもう一つ、こちらが重要なのですが、
ワタナベマホトさんに、女性への暴力で捕まった前科があるということ。
ワタナベさんのファンは、この前科がある上でファンを続けているので
もうよっぽどのことがない限りは振り落とされないでしょう。
ですが、今まで目立った浮き名を流していなかった今泉さんのファンにとっては、寝耳に水という方も多いのではないかと思います。
この結末は予想できなかったものなのか
私は今泉さんはテレビで拝見する程度で、もちろん詳しい性格はわかりません。
(もっと言うと、すべての出演情報を網羅しているファンでさえ、テレビの中やSNSなどのごくごく限られた情報から芸能人のパーソナリティを正確に分析することは極めて困難です)
ただ、言葉を選ばずに言うと、「"そういう人(世間からのバッシング)"と結婚する可能性が無きにしも非ずだなぁ」とは思っていました。
そう思ったのが、2019年の「ダウンタウンDX」に今泉さんがゲストとして出演した回。
自身の中学時代はモテモテだったことを話し、「(男性に対して)この人(自分に)気があるなと思ったら、引き寄せて私は違う方に行く」という魔性であったというエピソードを披露していました。
ここから読み取れることは
・魔性の女として男性を手玉に取っていた
・上記のようなエピソードを人前でも話せる度胸がある
前者は「過去のこと」として水に流せるかもしれませんが(それでも気になる人は気になるでしょう)、後者のような度胸は、「相手が過去どういうことをした人だったとしても、周りにどう思われようとも、自分が好きならそれでいい」という意志が伝わる今回の結婚ともリンクします。
もちろん、こんなエピソード1つで人間のすべてがわかるとは全く思いません。
しかし、私が今泉さんの(ガチ恋寄り)ファンだったとしたら、自分の推し活にちょっと危うさを感じてしまうかもしれません。
「幸せならOK」と言えないならリスクヘッジが必要
今回思ったのは、熱愛や結婚それ自体、またその相手によって失望やショックを受ける可能性のある人は、初めから「推す」人を選ばなければならないということ。
「最初からそれができてりゃ苦労しないわコノヤロー」「推しは選ぶもんじゃない、“落ちる”もんだ」という人もいるでしょう。
また、そういうリスクを考えて「この人ならそういうことはないだろう」と思う推しを推していたとしても、ショッキングな発表が来る可能性は完全には避けられません。
一般人の私たちには、彼らの真の姿は知る由もないからです。
ただ、現在のあまりにも「顔重視」「可愛さ重視」「カッコ良さ重視」の世界では、彼ら彼女らの人間性を軽視した結果、傷つく人があまりにも多い。
その人の言動や行動を見て、「どういうことが起こりそうか」「起こりえることを受け入れられるか」というところに想像力を働かせ、もしも受け入れられないのなら、その人を推すこと自体を考え直さなければいけません。
そのリスクを承知の上で、「それでもこの人が好きだから推す」というなら、あなたにもう怖いものはないでしょう。
その芸能人・アイドルにとっても、あなたは心強い味方になります。
最後に
SNSの普及により芸能人の人柄が見えやすくなりつつある今、昔と比べると芸能人にいだく幻想はだいぶましになった方でしょう。
それでも「顔が良い」という言葉がファンの中で頻繁に使われるように、未だに見た目偏重の推し活が蔓延しているように感じます。
ある程度は仕方ないかと思いますが、もう少し推しの内面とも向き合った方が、ファンにできる最大の範囲でその人を理解し、熱愛や結婚報道にショックを受けるリスクも減らせるのではないかと思います。
せっかくの推し活なので、読んだ人の推し活での辛さが少しでも軽減され、今後より楽しいものとなりますように。
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