知らない誰かも、誰かの大切な誰か
朝から調子が悪く、楽器の練習をしても上手くいかず凹んでいた。
またその後に、とあるミスが発覚し、「自分はなにをやってもダメだ」と落ち込み、
心身ともに疲れていたので、マッサージへ行った。
少しリフレッシュでき、そのまま帰ろうかと思ったのだが、ちょっとお茶して帰ろうと思い、タリーズへ。いつもは、ハニーミルクラテを頼むのだが、新商品という魅惑にまんまと誘導され、アールグレイラテを注文。やっぱりいつものにしておけばよかった…と思いながら、ゆっくりと飲み干す。
さて、帰るかと、アトレから出ようとしたところ、駅へと繋がる階にあるお花屋さんで、会社の上司を発見。それが、「げっ…」となる人ではなく、私が尊敬してやまない元課長の上司だった。課長だったのだが、およそ1年前に名古屋の他部署に異動されてしまい、その時は大変悲しんだものだった。
そんな上司を見つけ、声をかけた。ご実家がこの辺というのは聞いていたが、お会いするのは初めて。
今日も含め、最近は仕事と結婚式の準備で常にすることに追われており、精神的にもまいってしまうことが多かった。
「大変なんですよぉぉ」と弱音を吐き、それを「わー、それは大変だねぇ」と優しく聞いてくださり、もう、それだけで救われた。
そんな上司がいてよかった。
ちょっとでも時間がずれていたら会えなかった。
知らない人たちに我々は1日何十人とすれ違うだろう。東京に出れば数百人かもしれない。そんな中、こうして知ってる1人と出会える。こんな奇跡が、日常にも潜んでいる。
知らない誰かも、誰かにとっては大切な誰かかもしれない。
私を運んでくれた何かに感謝。
運ばれると書いて”運”
今日は沈んでた気持ちに神様が気遣ってくれたかのように、大切な人に会わせてくれた。感謝。