ポスドクと妊娠・出産(2)妊娠後期は辛いよ
久しぶりにブログです。気づいたらもう妊娠9か月、そして大学の前期講義も終わりというところです。この間、非常勤勤務、久々の出張(1歳児連れ)、土曜日の実習、そして家族全員RSウイルスで全滅などいろいろありました。というわけで、「ポスドクと妊娠・出産」シリーズも、あいだがまったくないまま妊婦終盤戦に差し掛かっております。(汗)
今日は最近の様子(とくに妊娠8か月、9か月あたり)の話というか愚痴です。改めて、妊娠後期の妊婦は辛いです…。
まず、体調のことからすると
・初期(4ヵ月くらいまで):つわりで毎日吐き続けて死にかける。日々2時間仕事や研究ができればよい状態。後期講義終了→採点期間だったので、とにかくつわりが収まるまで採点だけなんとかやる(もちろん締め切りには間に合わなかったので事務の方々に謝りつつ…)。「ZOOM会議や研究会もムリ~!」と思いつつもZOOM中は気を張っているからか、以外と元気。
・安定期(だいたい7ヵ月くらいまで):安定期はじめはしばらく体調不良が続いたが、しばらくすると妊婦であることを忘れるくらい元気。一部非常勤で対面講義も再開。学会発表(オンライン)や原稿執筆なども通常通り行う。土日は娘と公園で遊ぶなど。
・後期(今ここ):さすがに9か月に入るとお腹が苦しい…。娘のお世話や「だっこ~!」攻撃も辛くなってくる。食欲が激減。お昼ご飯はガッツリ食べられるけど、朝夕はつまむ程度。そのせいか、貧血と低血圧が悪化…。毎朝娘を保育園に届けたあとは目がぐるぐる回って一旦倒れる。
んで、この後期がまさに6月~8月ということで、前期講義のクライマックスにあたるんですよね。それでも今年度は受け持つ講義の半分くらいはオンライン(オンデマンド)だったので、体調のいいときに録画して配信という感じでこれまでやってきました。ようやく後期も終わりが見えて、「さあレポート採点だ!産前に調査(都内でのインタビュー)も行っておこう!」
と思っていた矢先、娘がいま流行りのRSウイルス(たぶん)にかかり、完治までに2週間くらいかかるという事態に。。。(そして私も夫も共倒れ)体調は回復したものの、ここで予定が大きく狂い始めます。
そして、ふつうの人(?)なら産休に入る34週を超えたわけですが…仕事がおおいに溜まっています。さすがに34週超えてくると1日フルタイムで働くのはちょっと厳しくなってきて、作業ペースも落ち気味。夜更かしして仕事もよくないだろうと思いつつも、夕方~夜は赤ちゃん返りする娘を放置するわけにもいかず…。
ということで超スローペースで採点作業やら研究やら事務作業などを行っているところです。生まれるまでにどこまで仕事が片付けられるかが勝負なのでがんばりたいところです。(前回は出産後、「なんで産む前にもっとこの仕事片付けておかなかったんだろう」って本当に泣きながら仕事してた)
とは言え、産休なしのポスドク生活もどうかなあなんて思います…。いや、さすがに「産前6週間はいったので採点しません!」「原稿出しません!」とは言えないけれど…。制度としてはあっても運用が難しいとはこのことかと思いながら、今日もなんとかがんばります。