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【035】鏡についた額のあと【Shichimi】
こんにちはこんばんは、第3回に参加してるShichimiです。餅果実文社さんのnoteに登場するのは2回目になります。どんな人間かは、前回かるく書いてあるので覗いてみてください。
今回は「鏡」というお題で作品制作しました。「鏡」というと、たまに鏡の世界がどこまであるのか額をつけて中を覗いています。結構奥まで覗けて面白くて、ずっと見ちゃうんですよね。あとは自分の顔をどこまで長く見ていられるか、とかやります。自分の顔を構成している線がゲシュタルト崩壊して、確かに見慣れた自分なのにどんな顔だったか若干不安定になる感覚があります。おもしろいです。
作品のお話は、鏡の中に入れた人の話です。が、私は入れたとしても見方は鏡側の世界に順応してしまうと思っています(収録された作品もそんな話)。生きている世界とは違うのは確実なのに、違和感がない。少しだけ世界に揺らぎがあって置物が喋ったりする。そんな世界があったら、いつの間にかこっち側がホンモノだ、と思い込んでしまいそうです。鏡の中に入るなんて、もちろん現実に起こらないことだけど、そんなことを考えながら過ごしたお昼過ぎの散歩は充実しています。
今回は漫画風でアナログに作品を作りました。松本の街並みも少し描いています。鉛筆と紙質の心地よさを感じてもらえれば嬉しいです。ぜひ鏡の前で読んでください。
素敵な作品が詰まった「あちら」と「こちら」は3月販売。
とても楽しみです。とりあえず今日は、ハッピーバレンタイン(大学の春休みってそんなに人に会わないからチョコ渡すこともなくなったなぁ)。
【Shichimi】
独学で絵を描きながら散歩と雑談が好きな人間。わらじ履きすぎてそろそろタコになりそう。
note:Shichimi ー TOKENI|note
Twitter:Shichimi🫑さん (@shi_frogs_216) / Twitter