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【008】小説を書くって。~高校同期の和さんを添えて~【たさか】

こんばんは、たさかです。

餅果実文社 第2回合同誌「ごらく」の本告知が出せました。よかったよかった……これで、あとは編集を終わらせて入稿して入金して、ご購入くださった方々へお送りするだけですね。正直この期間が、自分一人でピリピリしている期間なのですが、まあなんとかなるでしょう。

ご購入の際は、Googleフォームへ回答してください。さっそく回答くださった皆様ありがとうございました! 中には、今回初で買ってくださったかたも……とても嬉しいです!

こういうことがあるから頑張れる! あとちょっとだーーー!!


さて、「ごらく」の話はここまでにして、

今回は『小説を書くって』なんて題で、書いてみようかなと思います。

自語りがほとんどを占め、多大に個人の偏見と感情が反映されていることをご了承ください(土下座)


小説を書くってなんですかね。

別に小説家になるわけでもないのに。

私が初めて、小説のようなものを書いたのは、小学五年生の国語の授業でした。詳しくはあまり覚えていないのですが、起承転結を意識して物語を書いてみよう! 的な授業で、皆で原稿用紙に向かってカリカリ書いていました。

地元の図書館が、児童書、小説がとても充実した場所だったので、本(とくに小説)を読むのが大好きでした。

それもあって、物語を書いてみよう! 的な授業は楽しくて仕方ありませんでした。完結させることはできず、途中で飽きてしまったんですけれども。

その後も中学生のときも小説のようなものは書いていました。設定などは今見返してみても面白くて好きです。ひたすら読みづらい字が続くノートは実家に眠っています。完結したことは無かったですね。

高校生になり、お年玉で中古のパソコンを買いました。ワードに互換性のあるソフトでぱちぱち文章を打っていましたが、あれはほとんどワープロでしたね()ネットにもつなげられない、ふっるいノートパソコンでした。高校三年間に書いた小説は全部、このノートパソコンが相棒でした。現在は弟に譲られていきましたが、使っているかは定かではありません。

にゃ

これの良いところは、手書きとは違い、書いて消してを何度でもできることです。タイピングさえどうにかなれば、効率は格段に上がりますね。

初めてまともに小説を完結させることができたのは、高校一年生の夏でした。夏休みの自由課題(選択)の中に、「小説を書いて応募」というようなものがあり、これだ!!と思った記憶があります。

今読み返すと、なんてひどい小説だ、と頭を抱えたくなりますが、完結させることができたこの話は、私の短い小説人生のターニングポイントでした。

不思議なことに、これ以降小説を完結させることが簡単になりました。

文芸部に入り、同級生や先輩方の小説を読んで終わらせ方や、区切りのつけ方を学んだということもあると思いますが。

その頃は、二次創作で小説を書くことが好きでした。

今、改めて、これまでの作品を制作順に読んでみると、面白いくらい、文章のレベルがかろうじて読めるくらいにはマシになっていくのが分かります。

小説は、完結させることができたらスタートライン。なんちって。

完結させた回数が多ければ多いほど、上手くなっていきます。

あとは、『物語、創作物に触れる機会が多ければ多いほど、その人の小説は面白い』です。

高校の文芸部の同期に、和さんという人がいました。その人の書く小説は、どうしてか情景がありありと伝わります。そして、ストーリーの展開がとても面白く、どこかリアリティがあり、中だるみしない文章を書く人でした。

初めて合同誌を作ったのは、和さんとでした。

私が和さんの小説をもっと読みたいがため、誘って一緒に作ったのが、現在餅果実文社をやっている系譜ですね。高校時代やっていなかったら、今でも作っていませんでした。

一緒に遊んだり、話したりする中で一つ分かったことがありました。

和さんは、映画が好きな人でした。もちろん小説も好きで、漫画も好きで、曲を聴くのも好きで(音楽、というより歌詞が好きらしかったです。当時はヒプノシスマイクから色々なラップにハマっていた)、ラジオを聞くのも好きで、テレビっ子でした。

なんというか、あらゆるメディアを網羅しているような人でした。

文化資本が豊富で、めちゃめちゃいろんな物語などに触れてきていたのです。

圧倒的センスの理由ではないかと。

和さん、元気かなぁ。

またいつか読みたいです。

「蕎麦屋で会った宇宙人の女の子に恋する話」(そんな感じだった気がする)が自分は一番好きです。


フリー素材 小説

不思議なことに、小説を初めて書いた人の作品を見せてもらうと、非常によく似ています。

自分が初めて完結させた小説然り、弟が見せてきた未完結のラノベ然り、文芸部で後輩が初めて書いたという小説然り…………。

語弊がありますね。

発想などは、もちろん人それぞれ個性があるのですが、文章の書き方や「もっとこうしたほうが読みやすいし、おもろいやろうになぁ」と思うような部分が似ています。

小説を書く人には、皆さん癖というかカラーがあると思っています。そのカラーは、何度も何度も文章を書いて獲得していくものなのだなぁ、と最近考えたのです。

これって小説論とかいうやつでしょうか。

浅い。あっさい小説論ですね~笑

何事も、練習をすれば上手くなると言われるように。小説もまた、経験数がものを言うのだなぁ。などと、自分に発破をかけたりなんかして。

いや~~~おもろい小説書きたいですね~~~~~~~~

もうひとつ、個人の感想を述べるとしたら、本(主に小説)をたくさん読む人と映画好きな人は、小説書けます。書こうや~~~~~!!!!

感情が出てしまいました。

一日遅れで遅刻した記事でした。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

小説を書いたことがある方も、ない方も。

もっと書こうぜ!

などと申しておりますが、

苦しくて、面白くて、しんどくて、楽しいですよ。

小説を書くって。


2021/08/17  たさか

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