難しい話

こんにちは、今日は授業で興味深いものを読んだので、それについて話そうかなと思います。

私は英米文学を学んでいるのですが、

今日読んだところはまさにタイムリーと言ってもいいような内容でした。


扱っている作品は、Harriet A. Jacobs の

 "Slave Narrative" です。

邦題『とある奴隷少女に起こった出来事』で、かつて奴隷であった少女の体験したことや、少女の訴えが書かれています。


奴隷の中でも人として扱ってくれる主人もいること。

優しく扱ってもらえた分、自分は主人の財産でしかないということを自覚させられた時の絶望。

もし神が奴隷である少女に美しさを与えたのならそれは少女の試練が増えてしまうことを意味すること など。


多くのことが書かれているのですが、

とても心にくる文章があったので、

是非皆さんにめ彼女の声を届けたいと思います。(内容を抜粋し、簡単にまとめています)

……

「私は読者の皆さんに私への同情を引き出すために書いたのではありません。今も尚私と同じ立場にいる人がいるのなら、その人達のために同情の火を灯してほしいのです」

「なぜ自由であるあなた方は、発言しないのか。」

……

と力強く、考えさせられる言葉が

書かれておりました。

作品の中の一節に過ぎない短い文章かもしれませんが、

私にとってはとても重要な文章だと思いました。


ここで

無知な私が何かを大きな声で

発言してしまうことは

避けたいと思います。


ただ、当時の奴隷制度がなくなっているとしても

差別されたり、平等に扱って貰えない人が

今現在にもどこかにいるという事実が、

どうしても辛くなってしまいました。


これは、アメリカに限ったことではありません。

どこの国でも、起こりうるものです。


考えれば考えるほど、

難しく、重い、問題です。


溢れるメディアをいかに見極め

正しい判断ができるのか、

これもまた、私たちの永遠の課題かもしれません



昨日はあんなにオタク心を暴れさせていたのに

今日は大真面目に喋ってしまいました、

大丈夫です、ちゃんともちだです。



我ながら

情緒不安定すぎる。


では、また。

明日もいい日になりますように。

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