黒い影
幸せになるのは季節の花を見ている間だけ。
雨は嫌いだ。
気圧に負けて、朝から頭痛と倦怠感
毎日生きるだけで精一杯なのに
もっともっと辛く、苦しくなる。
耐えられないのは
精神が弱いからだ。って
いつかの黒い影は弟に言ってた。
きっと、私にもそう言いたいんだよね。
私の何が分かるのですか?
血は繋がっていても
あなたは私から見ればひとりの他人です。
私には私の受け取り方と、弟は弟の受け取り方がある、黒い影の刺のような言葉が昔から少しずつ心に刺さって抜けない。
もう刺さる場所もないくらいに、刺でいっぱいだよ。
黒い影の声が聞こえるだけで
怒られるんじゃないか、何か言われるんじゃないか
と怯えて過ごしてきた長い時間
黒い影は私にとって毒であり、
苦しみを作り出すものです。