プロフィール『ネットゲームで両肩壊し、治療を受けた整骨院の受付の人からのストーカーから逃れた女』
「このままじゃ何のために生きているのか
分からない」
「引きこもりから抜け出さなきゃいけない」
そう決意したのは、2017年の蒸し暑い時期でした。
エリシアオンラインというオンラインゲーム
引きこもりしていた私は、親友に勧められた「エリシアオンライン」というダークファンタジーRPGゲームに夢中になっていました。
・毎日ログインし、スマホとiPadの二台操作
・基本的はお風呂は入らない(シャワーのみ)
・ご飯休憩以外は画面から離れない
・寝る時間は4時間くらい
この時期に付き合っていた彼は麻雀に夢中になっていたので、私のことは構わなくなりました。
その寂しさを埋めるためにギルドの人と絡んでネット上での旅をしながら心を満たそうとしていました。
しかし、同じギルドにいた男の子と色々あり、
精神的に不安定になっていった私は、
エリシアから足を洗う事にしたのです。
身体の変化
ゲームを辞めてホッとしたのも束の間。
吐き気が止まらず、気持ち悪くなる事が多くなりました。
食べ物も受け付けず、全身鏡をみたとき、
右肩と左肩のバランスがおかしく、
更には眠ることさえできなくなってしまったのです。
整骨院を探す
吐き気と肩がおかしのをどうにかしたいため、
まずはネットを利用し、整骨院を調べることにしました。
そして、自宅から歩いて20分の所にクチコミも良さそうな場所を見つけたので、早速行ってみることに。
残念ながら一件目は体をポキポキさせられるだけで良くならなかったので、もう一件良さそうな場所に行くことにしました。
幸い、二つ目の整骨院でカウンセリングをし、
肩のバランスも徐々に改善していきました。
余談ですが、この肩こりや吐き気の原因は、
<スマホとiPadの2台操作が原因>
とのこと。
人によっては、2台操作しても全く平気な人もいるそうですが、
その場合は肩の筋肉が麻痺しているだけの人が多いそうです。
整骨院のお兄ちゃん
肩のバランスなどを治療するために
週に1回は整骨院に通っていくうちに院長さんや受付のお兄ちゃんと仲良くなっていきました。
また、精神が不安定だった為、プライベートで滝行に連れてって頂いたことも。
また、受付のお兄ちゃんとも気づくとLINEを交換して連絡する仲になりました。
しかもアニメやスロットが大好きな人だったので、
お会計をした後にアニメの話で盛り上がってしまう事もしばしば。
整骨院の受付の人はストーカー?
私は整骨院のおかげでだいぶ
体調も良くなってきました。
もう少しで大丈夫そうという感じになってきた矢先、
受付のお兄ちゃんからLINEが毎日来るようになったのです。
しかも、私には一応パートナーがいたんですが、
この時はうまくいっていない事も話したことが原因で
告白されてしまいました。
しかし、お付き合いするのは無理と思ったので断りました。
結果的に友人としてLINEのやり取りをするようにはなりましたが、
一日に数回は電話(留守電)&LINE通知は数件来るように…。
回数が段々と増えていき、怖くなってきた私はパートナーに相談することにしたのです。
3人で話し合い
整骨院のお兄ちゃんと私とパートナーは
最寄りの駅で待ち合わせし、
3人で立ち話をしながら解決する方向に持っていく事を決意しました。
1時間半くらいの話し合いの中、
「わかりました。もう二度とあなたには近づきません」
そう言ってくれたので一安心していたのですが、
数日後にLINEが又来るようになったのです。
この時の内容は全て話せないですが、
私が行く場所のお店をほぼ把握していました。
具体的には、
<私がこの日はどんな人と、どの場所で何時に
足を運んでいたのか>LINEで説明されて気持ち悪くなったくらいです。
しかも、プライベートはどんな事をしていたのかも
9割以上バレていました。
挙げ句の果てに、
「あなたが私を見放したら僕は死にます」
「友達でいてください。あなただけは逃げないでください。僕は家族も友達さえも信頼してくれる人が誰もいません。お願い!助けてください」
などと言ってくるようにもなりました。
怖くなった私は院長にLINEをしますが、すぐには繋がらない。
しかし、警察に行ったらこの人はきっと捕まってしまうかもしれない。
当時うつ病も酷かった私は、カウンセリングで相談しますが、
どうやったら解決できるのか分からなくなってしまいました。
ストーカー行為は酷くなるばかりの中、死にたいと思うようになっていきます。
引っ越し
話し合いは無駄になり、ストーカーが酷くなっていった結果、パートナーや他の人のアドバイスもあり、
まだ引っ越ししたばかりの場所から
違う場所に借金して新しく住むことに。
お金は更になくなったけれど、精神的には少し楽になり、ホッとしました。
けれども、しばらくの間は
「あの人がいないか?」を確認して外に出ることはしていました。
グラサンして、時にはウィッグをして見た目を
変えて外に出ることもありましたが、
少しずつ普通の暮らしに戻っていく事の幸せを肌で感じたのは久しぶりだったと思います。
仕事していない人向けに「国から15,000円振り込みします」を利用し、Sさんの音声講座に申し込み
ストーカーの件が少し落ち着いた頃、
このままじゃダメな人生で終わる
ヤバい…何とかしなければいけない
そう思った私は、ネットを何時間もかけてくまなく探し、
この人と繋がったら変われそう!と、たどり着いた人が
今勉強しているセミナー講師のサポーターに当たるSさんという人でした。
お金がなかった私はSさんの講座を申し込みたかったんですが、当時は一万円でも厳しかった。
諦めようと思いました。
しかし諦めようとしていた矢先、
収入がない人宛に国から「15,000円振り込みますので名前と住所と振込先を書いて送ってください」という通知が来たのです。
その金額はまさに、Sさんの音声講座の金額そのものでした。
私は、「Sさんの顔は知らないけれど、無料の音声を聞く中で、この人は信頼できる」という直感を信じ、音声講座の申し込みをさせて頂きました。
年齢だけは着実に重ねながらも
自殺しようとしていた過去から生きて
人の役に立つ人になりたい
そう思って勉強をはじめたのが、2017年の夏あたりだったと思います。
2017年冬にお母さんが倒れる
お母さんとはあまり向き合って話し合った事なかったんですが、
お母さんが血を吐いたという連絡が来たとき、
「仲の良い親子のフリ」から卒業しようと決意します。
実はお母さんが倒れたのは初めてではなく、
47歳の時に一度倒れています。(地元の病院で十二指腸潰瘍と診断されたとき、私はお母さんのお見舞いに行っていました。)
※末期のすいぞうガンという誤診を言われたのは後ほど調べたガンセンターで検査した時の結果で分かりました。
もう、時間がない
そう思いました。
看護師さんたちも、「いつどうなるか分からないので、お母さんの体調が良い時に来てくれたら嬉しいです」
そう言われていたので、ある程度は覚悟して向き合う事はできました。
お見舞いに行くとお母さんは
鼻からチューブをつけて酸素ボンベをして
横になっている事が増えました。
身体の方は、60キロ以上あった体重も38キロくらいまで落ち、
腕や足は骨が見えすぎるくらい痩せ細ってしまいご飯もあまり食べれないので、
私たちがヨーグルトなどを買い、看護師さんたちが様子を見ながらお母さんに与えてくれました。
明日死ぬ
そう思いながら、お母さんと会い、
涙を流しながら「お母さん、まだ死なないで」と心の中で叫んだ事も(笑)
そして、ある時に奇跡が起きました。
パートナーがお休みの日を利用して面会に行くと、お母さんの顔色が良く、すこぶる元気な日が一回だけあったのです。
「ママね、今日は体調が良いんだよ。だからね、今日は〇〇ちゃん(私)と沢山話せるよ!」
そう言われたので、今まで小さな時に離婚しちゃったこと、
何故お父さんはいない?
何故一緒に住めなかったの?
本当のお父さんは誰?
義理のお父さんは誰?
などと、今まで言えなかった事を質問しました。
多分、5時間くらい話していました。
生まれて初めてお母さんと向き合って話した最初で最後の日です。
お母さんは泣いていました。
ごめんなさい
ごめんなさい
本当に申し訳ないと言って大きな声で謝りながら泣いていました。
お母さんは、私のことは嫌いで住まなかった訳じゃなく、精神病が酷かったから
「子供と一緒に住むと、子供を殺しちゃうから」と精神科の先生に言われていたので、私とは基本的に住めなかったのだそうです。
お母さんの死とほぼ同時にSさんのリアル講座を受けることに
お母さんが倒れてから半年後、
2018年6月27日午前2時頃に
永眠しました。
お母さんは顔には出さない人でしたが、見えない場所で沢山頑張ってくれました。
47才でガンセンターで末期のガンが発覚し、
放射線治療を3ヶ月受け、一度退院。
本当に頑張ってくれました。
娘と向き合うまで耐えてくれました。
変な言い方ですが、お母さんが頑張ってくれなかったら
私たちは死ぬまで向き合えなかったと思います。
今ではお母さんのこと、大好きになりました。
そして私は、お母さんが亡くなった翌月にSさんのリアル講座に参加することにします。
お母さんが残してくれたもの
お母さんが亡くなって、私あてに30万円ちょっとの遺産をもらえる事になりましたが、
「そのお金はSさんのリアル講座のお金に使いなさい」
そう言われているようでした。
2021年のお彼岸にもお墓参りにいきましたが、お母さんを思い出しては未だに泣いたり笑ったりしています。
今こうして勉強して成長していこうと思えたのは、
ストーカーをしてくれたSさん、そして、長生きするよ!と言いながらガンと向き合い
最後まで生き抜いてくれたお母さんのおかげです。
今の私はまだ実績も何もないですが、
Sさんの出会いも含め、
こうして今、精神的に成長したりできる環境を与えてくれた事に感謝しかない気持ちです。
これが、私自身が精神的に成長し、頑張っていかなきゃいけないと思うまでのミニストーリーになります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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