4月10日はきょうだいの日
私のnoteを読んでくれている皆さん。
「きょうだい児」って知っていますか?
知らない人が多いんじゃないかな。
今私が話したい「きょうだい児」とは、普段使われる兄弟姉妹とは少し意味が違います。
「きょうだい児」とは、障害や病気のある兄弟姉妹がいる人のことです。
4月10日は、きょうだいの日。この機会に、「きょうだい児」についてみんなに知ってもらおうと思います。
2000字越えで長いので、読むのめんどいよって方は、「きょうだい児」って言葉だけでも覚えていってください。
目次の「おすすめ動画」には、6分くらいの動画もあるので、お時間あれば見ていただけると嬉しいです。
長い文章に付き合ってくれる方は、ぜひぜひ最後までよろしくお願いします。
私も、きょうだい児。
私には、4歳年下の弟がいます。弟には、知的障害と発達障害があります。そう、つまり、私はきょうだい児なんです。
私は、弟と結構仲良いし、親にも割と大事にされてきたと思うので、きょうだい児だったからしたつらい経験は比較的少ない方だと思います。
でも、全くなかったわけではありません。
詳しく書くと長くなるし、まとまらないので、簡潔に書くね。笑
一番は、友達が軽い気持ちで使う、「ガイジ」という言葉。
特に中学生の頃は言う子が多くて、地味に毎回傷ついていました。弟が障害者だからこそ、自分が言われたわけじゃなくても傷つきます。
その場ではなんともないふりをしてやり過ごしていたけど、実はこっそり、傷ついてたんだよね。
あとは、弟に障害があることを話した時に流れる、気まずい空気。
私は別に、弟の障害を隠していなかったから、話の流れでいうこともありました。でも、たいてい、「え…なんかごめん…」みたいな空気になります。「それ言って大丈夫なの?」って聞かれたこともあります。
なにあれ??自分的に言っていいから言ってるのであって、そんな空気になってほしいわけじゃないんだけど。笑
でもまあ、何度もこれを経験した結果、隠さないけどはっきり言うわけでもない、みたいなスタンスに落ち着きました。笑
うちの弟は送り迎えについて来たり、授業参観に来たりしてたから、言わなくても察してた子はいると思うけどね。
隠したいわけじゃないから、私はこれくらいがちょうどよかった。
私的には、主にこの二つが、きょうだい児として嫌だったことです。というか、障害者の家族として、って感じなのかなぁ。
きょうだい児のことを知ってほしい。
世の中には、私よりもっとつらい思いをしているきょうだい児も沢山います。
障害のある兄弟姉妹の世話を強制されている子。
全くかまってもらえない子。
障害のある兄弟姉妹と出かけるのが恥ずかしかった子。
障害のある兄弟姉妹の代わりに、両親の期待を背負わされている子。
ずっと病院の待合室で待たされていた子。
などなど。
自分の話じゃないことを、知ったふりしたくないから、詳しくは書かないけれど、沢山、沢山つらい思いをしているきょうだい児がいます。
そして、多くのきょうだい児は、我慢しすぎる。1人で頑張ってしまう。
だから、周りからは、「いい子」「しっかりしてる」と思われています。
でも実際は、いい子、つまり聞き分けの良い子の「ふり」をしています。自分がしっかりしないと、家庭が崩壊するから、しっかりするしかないんです。
まずはそのことを、知ってほしいです。
そして、きょうだい児は身近にいます。
わざわざ家のことを、兄弟姉妹のことを、話さないからわからないだけで、皆さんの周りにもいると思います。
実際、私がきょうだい児だということをはっきりちゃんと話したことがある友達は、数人しかいません。ほとんどみんな知らないと思う。
だから、「きょうだい児」という存在を、せめて頭の片隅にでも入れておいてください。
おすすめ作品
最後に、私がおすすめする、きょうだい児のことがわかりやすい動画を二つ、貼っておきます。
よかったら見てください。
そして、おすすめの漫画もひとつ。
「ヤンキーくんと白杖ガール」の7巻。
この漫画には、最初の方から主人公ユキコのお姉ちゃん、イズミが出てくるんだけど、7巻ではイズミに焦点が当たります。
結構リアルに描かれてるからおすすめ。
私は、「私がそっちの方が楽なんだ」っていうセリフが好きです。
こぼれ話とこのnoteを書いた理由
私は弟と過ごすのがすごく楽しいし、弟のおかげで知れた世界も沢山あるので、私自身はきょうだい児であることを恨んだり後悔したことはぶっちゃけないです!
弟に障害があったから、今大学で学んでる特別支援教育っていうめちゃくちゃ面白い世界を知れたし、あと単純に弟かわいいしね。笑
ちなみにいつか、弟と二人でどこか旅行に行くのがちっちゃな夢だったりします。
弟の可愛いエピソードも今度note書けたらいいな〜!と思ってるので、気長に待っていてください笑
今回このnoteを、あえてこのアカウントで書いたのは、きょうだい児のことを知らない人に、知ってもらうためです。
このアカウントは、私のジャニオタとしてのTwitterアカウントと連携しています。名前も同じ。
でも、私は、きょうだい児としてのTwitterアカウントも持っています。鍵垢だけど。だから、それと連携したnoteのアカウントを作って、今回の話を書こうかなとも思いました。
でも、それじゃ意味ないな、と。
だって、それだと、きょうだい児当事者しか読まないじゃん。全然啓発できないじゃん。
だからあえて、ジャニオタのアカウントから発信しています。Twitterの桜餅から来た人は、全然ジャニーズ関係ない話でごめんね。私がきょうだい児だってこと、知らない人も多いんじゃないかな。察してる人もいたと思うけど。
私がたま~に障害系の話をRTするのは、こういう環境で育って、その界隈に興味があるからです。
まあ、そんな感じで、今回はジャニーズ全く関係ないけど、きょうだい児の話を書きました。
最後にもう一回!
4月10日はきょうだいの日!
きょうだい児の存在が、もっと世間に知られますように。