「あつまれどうぶつの森」にマイデザインで参戦した美術館・博物館をまとめてみた(全13館)
美術館巡りが大好きなのですが、外出自粛が続きここしばらく全く巡れておりません。
緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ警戒は続くので県外の美術館を訪れることも難しい状況です。
そんな「リアルの美術館・博物館」不足な日々ですが、名だたる美術館・博物館が「あつまれどうぶつの森」のマイデザインを公開してくださっております。
あつ森の中でそれらの美術館・博物館の所蔵作品を楽しむことができちゃいます。
それらのマイデザインに多大なる恩恵を受けてきたので、今回はどんな美術館・博物館がどのような作品のマイデザインを公開しているのかまとめてみました。
【追記1】5/27:新たに公開を開始した美術館(10, 11)について加筆しました!
【追記2】6/2:12, 13の美術館・博物館について加筆し、全13館となりました!
1. ポーラ美術館(神奈川県)
ポーラ美術館は、神奈川・箱根にある美術館です。
印象派やエコール・ド・パリなど近代を中心とする西洋画が約10,000点収蔵されている美術館です。
ポーラ美術館は、モネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌなど、印象派・ポスト印象派を中心とした巨匠の作品を公式サイトで公開しています!
例えば、ジヴェルニーのモネの庭にある睡蓮の浮かぶ池とその池に架かる太鼓橋が描かれているモネの《睡蓮の池》がマイデザインとして公開されています。嬉しい。
これはもう大好き空間。
あつ森公式にない、モネの睡蓮の絵、ルノワールやドガの作品など、大好きな印象派絵画を飾ることができるのでめちゃくちゃテンションが上がります。
#あつ森でポーラ美術館 のハッシュタグを使って、Twitterでいろんな方が作品を飾ったお部屋の写真を掲載しています。
2. 三菱一号館美術館(東京都)
三菱一号館美術館は、東京・丸の内にある美術館です。
東京駅からとても近い。
こちらも近代美術を中心とした作品を所蔵する美術館です。
そんな三菱一号館美術館は、ヴァロットン、ロートレック、ルドンの作品のマイデザインを公式ブログで公開しています。
ルドンはボードレールの「惡の華」の目玉の表紙絵・挿絵の作家としても有名ですね。
押見先生の漫画でも描かれていました。
あつ森公式の美術品にあまり近代美術の作品がないからマイデザ公開大変嬉しいです。近代美術の部屋作れそう。
リアルの作品のように大きなサイズで作ることもできるそう。素敵。
3. 太田記念美術館(東京都)
太田記念美術館は、東京の原宿にある美術館です。
浮世絵を中心とする14,000点の作品を有する美術館です。
太田記念美術館は、葛飾北斎や歌川広重などの作品のマイデザインをTwitterで公開しています。
こちらは第一弾の動物シリーズ。
広重のネコチャンが可愛い。
そしてこちらは第二弾の葛飾北斎の「富嶽三十六景」シリーズ。
地域柄愛着のある「尾州不二見原」(一番右)があるのが個人的に嬉しい。
そして第三弾の歌川広重セット。
「大はしあたけ」がこの美術館にあることを知れたので今度落ち着いたら行ってきます。
日本画専用の展示部屋が作りたくなる。
4. 大原美術館(岡山県)
大原美術館は、岡山の倉敷にある美術館です。
日本初の西洋美術館として有名です。
現在では西洋、東洋、日本など幅広い作品を所蔵しています。
そんな大原美術館が公開したのは、モディリアーニやゴーギャン、ルソーをはじめとする近現代の絵画です!
モディリアーニの女性の肖像はどれも印象的ですが、奥さんのジャンヌを描いた絵画はまた一段と惹かれますね。
ドット絵になってもぱっと目をひく美しさがあります。
5. 東洋文庫ミュージアム(東京都)
東洋文庫ミュージアムは、東洋文庫が開設した東洋学に関する博物館(東京・駒込)です。
東洋文庫とは、アジア全域の歴史や文化に関する東洋学の専門図書館・研究所のことです。
東洋文庫ミュージアムは、「モリソン書庫」の壁や書籍のマイデザインをTwitterなどで公開しています!
こちらはお部屋を「モリソン書庫」にできるマイデザイン。
モリソン書庫、三菱第三代当主・岩崎久彌がモリソン博士から購入した2,4000冊もの書籍からなる書庫です。一面が書籍に囲まれた圧巻の空間!
そしてこちらが、ジョン・グールドの鳥類図鑑「アジアの鳥類」に掲載されている鳥たちの絵です。緻密で美しい。
モリソン書庫を部屋まるごと再現できそうでわくわくします。
6. 漢字ミュージアム(京都府)
京都の祇園にある漢字ミュージアム。
漢字に「触れる・学ぶ・楽しむ」をコンセプトとした体験型の美術館です。
そんな漢字ミュージアムは「今年の漢字」のマイデザインをTwitterで公開しています!
飾れる漢字は現在全4種類!
2019年「令」、2015年「安」、2012年「金」、2011年「絆」
令和の「令」も飾れます。
和室に壁掛け、めっちゃ合う。好き。
7. メトロポリタン美術館(アメリカ)
メトロポリタン美術館はアメリカ・ニューヨークにある世界最大級の美術館です。
古今東西の作品を40万点近く所蔵しています。
そんなメトロポリタン美術館は、所蔵作品すべてのマイデザインを公式サイトで公開しています。えげつない。
公式サイトから好きな作品を選んで、共有ボタンから作品のQRコードが閲覧できる。はんぱない。
メトロポリタン美術館の所蔵といえば、例えば次の通り。
モネ「睡蓮」
ルノワール「ピアノを弾く二人の少女」
フェルメール「リュートを調弦する女」
スーラ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」
一度は目にしたことのある名画が数多く所蔵されています。
そんな作品がどれでもDLできるそうです。メットすごい。
ちなみに私の島の名前は「グランド・ジャット島」です。スーラの絵からとりました。
8. J・ポール・ゲティ美術館(アメリカ)
J・ポール・ゲティ美術館は、アメリカのロサンゼルスにある美術館です。
古代から近現代の美術作品を収蔵しています。
ゲティ美術館も、所蔵する作品すべてのマイデザインを公開しています!
ゲティ美術館のコレクションといえば、例えば次の通り。
ゴッホ「アイリス」
マネ「春」
セザンヌ「青いポットのある静物画」
モネ「朝の積みわら、雪の効果、午前中」
巨匠揃いのコレクションです。
ゲティ美術館は美術館のマイデザイン公開の先駆けとなった美術館のひとつかなと思います。
うちの島も一室がゲティ・コレクションです。
9. 故宮博物院(台湾)
故宮博物院は、台湾にある博物館です。
中国歴代王朝の皇帝のコレクションを70万点近く収蔵しています。
故宮博物院は、22点の収蔵作品のマイデザインを公式サイトで公開しています!
中国語版だけでなく英語版のサイトもあるのでめちゃくちゃありがたい。
「翠玉白菜」や「肉形石」などの彫刻や、「清明上河図」などの絵巻、それから文献など、さまざまな種類の作品の画像が配布されています。
あつ森は中華な家具や服も展開されているので、一緒に飾りたくなります。
10. 諸橋近代美術館(福島県)
諸橋近代美術館は、福島県の北塩原村にある美術館です。
ダリを中心とした西洋の近現代美術の作品を収蔵しています。
アジアで唯一のダリ常設美術館だそうです。
諸橋近代美術館は、イギリスの現代芸術家であるPJ クルックの作品12点のマイデザインを公式サイトで公開しています!
PJクルックの作品は今回初めて知ったのですが、ユーモアのある不思議な画面でとても引き込まれます。
緻密に描きこまれていて是非一度本物を観に行きたいと感じました。
今回が第一弾で、今後も追加される予定とのこと!楽しみ!
11. 和泉市久保惣記念美術館 (大阪府)
和泉市久保惣記念美術館は、大阪の和泉市にある美術館です。
日本や中国など東洋古美術を中心とした約11,000点からなるコレクションを有しています。
そんな和泉市久保惣美術館は、国宝を含む3点の所蔵作品のマイデザインをTwitterで公開しています!
ラインナップは次の通り。
「青磁 鳳凰耳花生 銘万声」(国宝)
宮本武蔵「枯木鳴鵙図」(重要文化財)
モネ「睡蓮」
国宝や重要文化財、それからモネの「睡蓮」と東西の名品がずらり。
こちらも第一弾とのことで今後の追加が待ち遠しいです!
12. 三次もののけミュージアム(広島県)
三次もののけミュージアムは、広島県三次市にある博物館です。
妖怪コレクター・湯本豪一氏が寄贈した約5,000点の作品を所蔵しています。
地名の「三次」は「みよし」と読むそうで、「稲生物怪録」という江戸時代から伝わる妖怪話の舞台となった地だそうです。
そんな三次もののけミュージアムは、豊凶と疫病の流行を予言するとされる予言獣「アマビコ」のマイデザインをTwitterで公開しています!
第一弾はこちら。
あら可愛い。
「描いて拝むと難を逃れる」とのことで、キャンバスで飾るのにぴったりですね。
こちらが第二弾。
第一弾は鳥のような姿でしたが、第二弾は毛むくじゃらのオランウータンのように見えます。
余談ですが、三次もののけミュージアムのホームページにも現在アマビエたちが!
ホームページでもアマビエに拝めちゃうようです。素敵仕様。
13. 横須賀美術館(神奈川県)
横須賀美術館は、神奈川県横須賀市にある美術館です。
横須賀などにゆかりのある作品や海を描いた作品などを中心とする、日本の近現代美術の作品が収蔵されています。
横須賀美術館は、日本近代洋画4点のマイデザインをTwitterで公開しています!
風景画と肖像画、それぞれ2点ずつ公開されています。
風景画のうち、ひとつはこちら。
大胆な構図と統一感のある色調が相まって、あじわいのある美しさを創り出しています。
肖像画はこちらの2点。
どこかノスタルジアを感じる作品たち。
アンティークな家具シリーズのお部屋に、イーゼルやキャンバスで飾りたいですね。
あつ森で美術館・博物館の作品を楽しむ
今回は、「あつまれどうぶつの森」のマイデザインを公開している美術館・博物館をまとめました。
自分自身今回のマイデザ公開によって「あ、この美術館これ所蔵してたんだ」とか「ここ次行ってみたいな」といった新たな出会いや発見がありました。
あつ森がきっかけとなってリアルの行動につながるのってめちゃくちゃ面白いですね。
収束したらぜひ訪れたいなと思います。
アート好きな島民のみなさんのお役に立てましたらなによりです!
それでは、もちづきでした!