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子どもが欲しい理由、欲しくない理由 │ 子持ち家庭へのネガティブな思い #独身アラサー女のホントの本音

29歳、独身、女。結婚がしたい。

初恋は16歳の頃、同じクラスの男の子でした。その頃は楽しいだけだった恋愛も、20代半ば頃から雲行きが怪しくなってきて、26歳頃、熱烈アピールを受けてお付き合いした男性がモラハラ男だったことを機に、苦しい恋愛を味わい始めます。なんとかお別れをし、次にお付き合いした男性とは10か月の交際の末、彼の転職と上京をきっかけに「ついてきてと言えるほど背負うことができない」という理由で別れを告げられました。

わたしが結婚をしたい理由は「もう好きとか、なのに別れるかもとか、そういうのはもう嫌だ」という点にあります。

なんとも利己的で、なんとも自己中心的な考え方。ですが、それが何よりの理由でした。
簡単に言うと、好き、嫌い、付き合う、別れる、のような16歳の頃から繰り返し行ってきたそれはもう十分で、人生として別のステージに行きたい、誰かと共に生きて、思いやりを持って支え合い、恋愛のドキドキではなく一緒にいるとホッとするような、ドーパミンではなくオキシトシンで満たされるような、そんな時間を重ねたい、という気持ちを抱くようになったのです。
(もちろん、結婚をしたからといって、別れが来ないというわけではないことはわかっています)

また、それなりの人数の男性とお付き合いを繰り返しても、誰とも「結婚」という道に進むことができなかった自分への劣等感、コンプレックスのようなものもありました。付き合うことはできるのに、関係を継続させ、深めていくことはできない。中身を知れば逃げ出したくなるほど自分は未熟なのか、と思う気持ちが拭えず、結婚への思いを膨らませていく一つの要因となりました。

さて、ここまで「結婚がしたい理由」を書き記してきましたが、そう、わたしは女性にはありがちな「子どもが欲しいから結婚がしたい」という思いは抱いていないのです。

周囲の女性に「結婚がしたい」と言うと「もう30も近いもんね。子どもを産むことを考えるなら早い方がいいよ」などと言われることがありますが、「結婚=子どもを望む」ということがわたしの頭の中ではリンクしておらず、いつも「???」となってしまいます。

女性がいつからか抱く母性や、子どもへの憧れ。
わたしにも芽生えてくるのかと思いきや、一向に出現しないまま29歳になってしまいました。

とはいえ、一生子どもというものを望まずに生きていくのか、という決心もついていません。

そこで今回は、冷静に「わたしが子どもが欲しいと思う理由」と「欲しいと思わない理由」を分析し、文字として残しておこうと思います。

※「子どもが欲しいと思ったってすぐにできるわけでもないんだから!」と思われる方もいらっしゃると思います。「欲しいのにできない」という苦しさは、同じ苦しみと戦っていた友人を見ていて、きっとものすごく胸が抉れるように痛くて辛いものなのだと思っています。そういう方は、ここから先のわたしの偉そうで、恵まれている立場からの物言いに腹が立つかと思います。それでもこれはわたしなりの悩みであり、苦悩であるのですが、誰かを傷つけてしまうことは本意ではありません。どうかここでブラウザバックしていただき、自衛していただければと思います。


◾️子どもが欲しいと思う理由

①普通みんな子どもを産むのかなと思うと「普通」のレールから外れることが不安
②将来突如として母性が芽生えてきた時に、もう産めない年齢になっていたら後悔しそう
③子どもがいる人にしか味わえない幸せがある気がする(子どもの寝顔を見てにっこりするとか?)
④おそらくわたしの姉は結婚をしないので、両親に「孫」を見せられるのはわたししかいない(両親からは孫を見たいなんて一言も言われたことがないのですが、なんとなくそれが親にとっても嬉しいことなんじゃないかと思ってしまう)
⑤わたしが「子なし」を希望すると、パートナーの将来からも子どもを奪ってしまうことになるのが申し訳ない(ので、結婚を選択する前にお互いの意思をはっきりとさせておかなければいけないと思う、のだけど、自分がどうしたいのかわからない)

書き記していて思ったのですが、○○な気がする、とか、なんとなく不安だ、もしかしたら後悔するかも、など気持ちが曖昧ですね。まぁ実際に自分は体験していないことなので仕方ないのですが。


◾️子どもが欲しくないと思う理由

①SNSで見る「子育てママの声」が不平不満で溢れているように見えて(そういうものばかりバズっているのかもしれませんが)、正直こうなりたくないと思ってしまう
②リアルで出会う「働くママさん」も見るからに大変そうで、自分にはできないと思ってしまう
③昔から電車で泣く子どもの声にうるさいなぁと思ってしまうほど、自分には母性の欠片もない
④仕事で成果を出している自分のことが好きなので、仕事の第一線から離れたくない(でもママは「子どもが最優先」の生活が当たり前なんですよね…)
⑤動きやすさ重視の服装ではなく、自分のテンションが上がる服を着て、ヒールを履いて、年に1回は海外旅行する生活が楽しい(多分そんな生活はできなくなる…)
⑥お金や時間に余裕がなくなると、気持ちにも余裕がなくなってしまう
⑦総じて、こんなことを考えてしまう自分が母になっていいわけないと思う


子育て、子持ち家庭に対するネガティブな感情を上回るほど「それでも子どもは可愛い!」と思えておらず「きっと子持ちには子持ちだけの幸せがあるんだろうけど…」と想像することしかできない故に、子どもを持つことが幸せなことだと確信を持てていないのが今のリアルな本音です。

ただ、これも選択肢の溢れた世の中だからこそ、悩める、恵まれた悩みなのだと思います。

どちらにせよ、子どもを望んだとしても、望まなかったとしても、わたしはわたしの人生を、わたしが主人公の物語として歩んでいきたい、という思いが一番です。
まだ結論も何も出ていませんし、そもそも結婚すらしていませんが、現段階では、欲しい欲しくないと悩む前に、まずは産婦人科に検査にでも行こうと思っています。


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