伊豆っ子ラーメン 肉つけ麺
海沿いにある、田舎のラーメン屋に来たなぁ
って雰囲気を味わえる佇まいのお店。
最近レトロが流行ってるから、レトロに寄せた新しいお店とか作られてるみたいだけど
そうじゃなくてガチレトロ。物は言いよう。
一生バズったりしなそうで安心感を感じられる。
俺はこのお店の雰囲気凄く好き。
観光客向けのお店って訳じゃなくて
地元の料理屋って感じがして。
こういう店に、調べずたまたま辿り着いて入ると
「これが旅の醍醐味だよなぁ」とか悦に浸れる。
伊東の飯屋さんは割と早い時間に閉まってしまうけど
このお店は夜中まで営業してる。
そして、このお店には「納豆炒飯」なる
あまり他のお店で見かけることのないご当地メニュー的なのが存在する。
それが魅力だと思っていたお店。
去年このお店を訪れた際に
納豆炒飯を食べたら「あー、確かに納豆炒飯だ」
って感想を持った。
名前の響き的に怖いもの見たさで食べてみたけど
決して不味いわけでは無い。
ただ、本当に「あぁ、納豆で炒飯作るとこんな感じなんだ」っていう感想。
1+1=2な感じ。
だから、このお店の事は
「とりあえず深夜までやってて
思い描いた程マズくは無い物を食べれる便利なお店」
みたいな位置付けでこのお店のことを認識していた。
しかし、このつけ麺を食べて印象が変わった。
この肉つけ麺、めちゃくちゃ美味しい。
「麺に絡むスープ」とスープを褒めるべきなのか
「スープに絡む麺」と麺を褒めるべきなのか分からないけど
とにかくスープと麺がよく絡む。
んで、スープが美味い。
醤油ベースのスープなんだけど、味が結構濃く、かと言ってしょっぱいわけではなく
ちゃんと美味しい。
醤油スープの割にかなり味が濃ゆいとおもうんだけど
家系ラーメンや二郎系ラーメンと違って、
全く重い感じではないし、
ジャンクな感じでもない。
口は濃い味の麺を啜りたいけど、内臓が
濃い味特有の重さに耐えきれなくなってる
バカ舌おじさんにとって、正に夢の様なスープ。
肉は多分豚バラなのかな?
スープだけじゃなくて、肉まで麺によく絡む。
たっぷり麺を入れて啜ると、自然にお肉まで啜る事ができる。
麺を食べ、スープを飲み、肉を食べる事で
意識的に口の中の「肉つけ麺」を完成させるのではなく
自然と肉つけ麺を口の中で完成させることができるのだ。
ちょっと表現汚え。
5点満点グラフ
麺とスープとなんなら肉の絡み具合5
味濃いのに食べやすい感5
旅の醍醐味感5
海からの立地5
周りの店と比べて遅くまで営業してくれてるありがたさ5